写真を写させてほしかったのです。
これです。
応接室のインテリアにされてますが、戦前の焼印です。
酒樽の菰に押すもの。
ご無理を言って、写真を多数撮らせて頂きました。
何年か前、この堂本さんを取材させて頂いた時に、この応接間に通されたのでした。そして私は驚いたのです。いつかまた写真を撮らせて頂こうと思っていました。それが今日実現したわけで。
本来は全て、注文主の酒造会社に納品される物ですが、何かの都合で残っていたものです。戦火を潜っていて、変形しているものもありました。
しかし見事な職人の技です。みんな手仕事ですからねえ。堂本さんは先代まで、この酒樽の菰の焼印専門の鍛冶屋さんだったということで、秀雄さんは子どもの頃、フイゴ吹きを手伝わされたのだと。
動画も撮らせて頂きました。
http://www.youtube.com/watch?v=icZcWJZmm6Q&feature=plcp
まだ、倉庫にたくさん有るということです。
堂本さん「私が死んだら、これどうなるかと思ってます。息子は全然興味がなさそうで。どこか資料館へでも寄贈しようかと思いますが、もらってくれる所ありまっしゃろかなあ?」と。
わたし、「そらありますよ。こんな貴重な資料は捨てたらあきません」