藤原正彦氏の『天才の栄光と挫折』をやっと読み終えた。
今日は目がほぼ恢復したので。
他の本を読みながらだったので、やっとである。
読み応えのある本だった。
難しかったけれど、天才数学者とその人間味が描かれていて感動した。
「あとがき」の一部にこうある。
《人間は誰も、栄光や挫折、成功や失敗、得意や失意、優越感や劣等感、につきまとわれる。そしてそれは自らの才能のなさのため、と思いがちである。否。天才こそがこのような両極を痛々しいほどに体験する人々である。凡人の数十倍もの振幅の荒波に翻弄され、苦悩し、苦悶している。
天才がこのようなものと知ってから、天才は私にとって神ではなくなった。自ら進んで創造の苦しみを肉体にそして骨にくいこむほどに背負って歩いた人。たまたま運良く、あるいは運悪く選ばれたため、この世にいて天国と地獄を見た人といってもよい。》
わたしは、う~んとうなってしまう。
今日は目がほぼ恢復したので。
他の本を読みながらだったので、やっとである。
読み応えのある本だった。
難しかったけれど、天才数学者とその人間味が描かれていて感動した。
「あとがき」の一部にこうある。
《人間は誰も、栄光や挫折、成功や失敗、得意や失意、優越感や劣等感、につきまとわれる。そしてそれは自らの才能のなさのため、と思いがちである。否。天才こそがこのような両極を痛々しいほどに体験する人々である。凡人の数十倍もの振幅の荒波に翻弄され、苦悩し、苦悶している。
天才がこのようなものと知ってから、天才は私にとって神ではなくなった。自ら進んで創造の苦しみを肉体にそして骨にくいこむほどに背負って歩いた人。たまたま運良く、あるいは運悪く選ばれたため、この世にいて天国と地獄を見た人といってもよい。》
わたしは、う~んとうなってしまう。