喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「唐芋通信」

2018-09-29 16:00:31 | 
神戸の古書店「トンカ書店」さんから丁寧なお手紙を戴いた。
それに「唐芋通信」なるフリーペーパーが同封されていた。
ちょっと読みだしたのだが、途中で大変面白くなって、これはブログ「喫茶・輪」の読者に伝えなくてはならない!
と考えて、今このキーボードをたたいている。

「唐芋通信」は京都で古書店を営む夫婦が編集発行なさっているものだが、
中に子どもさんの言葉を記録したものがあって、これがすこぶる面白く楽しい。
いわゆる「口頭詩」といっていいだろう。「みっちんの声」と題されている。
みっちんとはこのご夫婦の長女で、小学校入学前後と思われる。
いくつか紹介しよう。


〇 ないてるときのきもちは、ないてるときにしかわからへん 11.2
〇 みちがうまれてへんとき、おとうさんはなにをしてたんや。かんがえるだけで、ひまそうやなあ 11.22
〇 みちはいまからおふろにはいってくるから、そのあいだおとうさんはぼおっとしといたらいいで 11.25
〇 おとうさんはみちのこといつでもだきしめていいよ。だけどいまはあかん 12.23
〇 おとうさんのめのなかのくににいきたい 12.24
〇 すずめはあしちいさいから、でんせんにのってもあんまりゆきはおちてこうへんな 1.16
〇 あしたがこうへんかったら、ずっときょうやなあ 1.28


これの何倍もの口頭詩が載っているのだが、どうでしょう。素晴らしいですね。
「素晴らしい」というのは、ここに書かれた言葉はもちろんですが、実はこれを記録したお父さんの奥田順平さんこそが素晴らしいと思うのです。
よくぞ記録された、ということ。そして記録され続けておられるということ。
まだあと二冊あります。読むのが楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大阪自由大学」理事長さんが

2018-09-29 13:58:28 | 触媒のうた
「大阪自由大学」理事長の池田知隆氏が『触媒のうた』をご自身のブログで評してくださいました。
http://ikedatomotaka.blogspot.com/2018/09/blog-post.html
「大阪自由大学」との縁は、杉山平一先生、木津川計さんからのつながりです。
ありがたいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埋め草原稿のための

2018-09-29 10:47:54 | 宮っ子
昨日は「宮っ子」の埋め草原稿「街角小景」のための取材に自転車で出かけました。
どこといって当てのないサイクリング。リハビリがてらです。
用海地域を北から南までぐるりと回ってきました。約一時間。
何箇所か面白いネタがあったので写真に撮って帰ってきました。
その写真は、まだ公表はできません。

途中、6月にわたしが入院していた病院のそばを通りましたので、その写真。


手前の川が「東川」です。入院中の病床日誌を「東川のほとりで」と名付けた所以でもあります。


今もリハビリに通ってますし、来月には二泊三日の検査入院も予定されています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「折々のことば」の千切り抜き

2018-09-28 17:30:43 | 宮崎修二朗翁
宮崎先生からお手紙が。
中にたくさんの千切り抜きが同封されていました。

以前にも送ってくださっていますが、その後の分。
一番上にあったのが、
《パッと言えてしまうようなことは大したことがないんです》
という、大澤真幸という社会学者の言葉。
思ったこと、どうしても分かりやすく伝えようと思ってしまう。
しかし、そう簡単に伝えられるような思想は本物ではないということなのだろう。
解る気がする。

なかなか宮崎先生に会いに行くことが出来ない。
行こうと思っていたのに、車が故障してしまったりと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中敬子さんとチェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団

2018-09-28 07:47:25 | アート・文化

一昨年に続き、今年も招待していただきました。
これは一昨年の時のブログ。https://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/e/aa9546e4831538415e1fcfdf49af874d





「チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団」と田中敬子さんのピアノコンサート。

会場がいいです。
兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール。


ここは何度も機会があって行かせてもらっていますが、本当に素晴らしいです。
席に前後のゆとりが大きくあって、ゆっくりと鑑賞できます。
しかも昨夜のわたしの席は最高の位置でした。
一階、B列、14番。
正面列の左端。前から二番目。一番前よりいいのです。一番前は、前に何もなく足元がむき出しになってしまいますので恥ずかしい。
わたしの目の前が第一バイオリン。手を伸ばせば届きそうな距離。
演奏者の息遣いも聞こえ、音は耳からだけではなしに、その響きが床を伝わってわたしの体に直接流れてくるのです。
こんな幸せなことがあるでしょうか。
ピアノの田中さんの手元も見える位置なのです。
こんなこと言ったら失礼なのでしょうが、皆さん凄くお上手。プロですから当たり前です。
二時間、至福の時を過ごしました。
クラシックはわたし詳しくはありませんが、解説のパンフレットを参考にして聞かせて戴きました。
お陰で十分に楽しめました。

あ、田中敬子さんですが、もう二十年近くの縁です。
まだ神戸女子大の教授をされてたころからの。
その後、ブルーメール賞を、彼女は音楽部門、わたしは文学部門で同時に受賞したりと。
ただその授賞式当日は、彼女は演奏会と重なっていてお見えになれず、代わりに弟さんが出席されたのでした。
いつまでも覚えて下さっていて、ありがたいことです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カタカナ語の氾濫

2018-09-27 16:53:02 | 新聞記事
今朝の「正平調」です。
神戸新聞文芸の川柳部門入選作を枕にしての話。強く共感します。
《脳味噌を掻き混ぜにくるカタカナ語》(堀正和)
←クリック。
いやホントに最近の印刷物にはカタカナ語が多すぎる。
当の、この神戸新聞、同じ誌面、第一面にもわたしの知らないカタカナ語がいっぱい出ている。皮肉ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「米子の友より」

2018-09-26 16:25:02 | 本・雑誌
昨日、野坂の本に渡部兼直さんが登場することを書いた。
https://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/e/cbe61e0d8cb7b7d814f0930860df3bfc
葉書連歌の誘いがあったと。
しかし、それに応えたかどうか分からなかったが、
今日読んでいるところに出てきた。

7月27日の日記。《米子の友より連歌のうち一句。「うつゝにし吾が見しものか娘と孫と」。》

この『妄想老人日記』だが、日記だから本当のことが書いてあると思う。

しかし、頭に「妄想」とある。
そうなんですね。この日記にはエロ話が間にちょろちょろと挟まっている。
かなり露骨な描写が。
え?ホンマなん?というような話が。
どうもその部分は野坂の創作らしい。
それで「妄想」なのだろう。
注意して読まねばならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日11時閉店。

2018-09-26 06:52:37 | 喫茶・輪

「喫茶・輪」は本日午前11時に閉店させていただきます。
よろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おっ!渡部兼直さん。

2018-09-25 16:54:00 | 本・雑誌
野坂昭如の『妄想老人日記』をまだ読んでいるが、
今日、また驚きの名前が。
1999年7月19日の日記。
《山陰の俳人、渡辺兼直、中島敏行から葉書連歌の誘い。》

渡辺兼直とは、字がちょっと違うが、多分渡部兼直さんのことであろう。
野坂昭如と兼直さんがお知り合いだったとは!
兼直さんはその昔、拙詩集『コーヒーカップの耳』を激賞してくださった人。
お会いすると、抱きかかえんばかりに歓待して下さり、「あんたの店に一度行きたい」と言ってくださったのだった。
鳥取県米子の詩人だが、文学者というべきかも。
兼直さんのこと、過去にこのブログでも何度か取り上げている。
https://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/e/b6270fffe07516c37364559901edb9bd

お酒をこよなく愛する、かわいい(大先輩に対して失礼だが)色気のある人だった。お元気にしておられるだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜘蛛が目の前に降りてきた。

2018-09-24 17:14:33 | 日記
パソコン触ってたら、天井から蜘蛛が目の前に降りてきました。








そのままその言葉「蜘蛛が目の前に降りてきた」をググってみたら、こんなのが出てきました。

  《蜘蛛が目の前に降りてきた♫
   高いところにあるクモの巣からクモが目の前に降りてくるのは、お金持ちの人と恋をする前触れだとも言われています。》


へ~?楽しみだなあ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「現代川柳」

2018-09-24 14:40:10 | 文学
「現代川柳」63号(2018年9月)をお贈りいただいた。
事務局で企画・事業・校正担当をしておられる中野友廣さんから。

時実新子さんがお亡くなりになったあと、お弟子さんたちがその遺志を継いだかたちでの川柳誌。
隔月でもう63号だから、新子さんがお亡くなりになって間もなくから発行されている。
100ページ近い立派な本です。
読ませていただくと、新子さんの匂いがあふれている。
新子さん亡くなって10年にもなるのに、みなさん熱心なことです。
お贈りくださった中野友廣さんが今号に発表しておられる5句を紹介しましょう。

  相談にのってほしいと神が呼ぶ
  二人で降りて一人旅立つ無人駅
  乗り換え駅で聴いたよ亡父のハーモニカ
  父を探して泣いて歩いたことがある
  忘却の中へは消えぬ八月忌

現代川柳は、ちょっと難かしいですね。
でも、言葉をそぎ落として余韻をふくらまし、読む者に想像を許す作品となっていますね。
それぞれの句に作者自身の個人的想いはあるのでしょうが、受け取り方は読者に任せると。
作者と読者と二人で作り上げるといってもいいような。
中野さんの今回の句にはそんなことを考えさせられました。
ただ、新子さんの句は、作者の血が滴るような作品も多かったような気がします。
それでも発表されてしまえばもう、その解釈は読者の自由ではあるのでしょうけれども。

本号の中で印象深かったのは次の句。
同人の小林康浩さんが「群舞を読む」で評論しておられる、谷本錦泉さんの、
「この国の総理大臣さんなのね」です。

小林さんはこう評しておられる。
《この時事吟はすごい。「 」のせりふのみで一句を成す。今年、原爆忌の平和祈念式典において総理大臣は、被爆国の代表者としてとても不甲斐ない、無感情且つ無味乾燥な式辞を朗読した。それを聞いた多くの国民、そして外国人までが、この、錦泉さんの句の言葉を漏らしたに違いない。そしてこの句は、女性の言葉である。多くの、特に女性を失望させた現実を、総理大臣さんには真面目に考えていただきたい。久々に胸のすく時事吟に出会った。》
わたしも小林さんに同感です。

この本、一冊で大分楽しませてもらえます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祭日の病院

2018-09-24 11:42:08 | 健康・病気
二か月に一度のM病院予約の日でした。
今日は祭日ですが、いっぱいの人で、会計でも薬をもらうのにも長時間待たされました。
その間、読書です。
『妄想老人日記』(野坂昭如)を読んでいて次のような記述が。
東京から神戸の中学校に講演に来られた時の1999年2月17日の日記。
《長田区で焼けも潰れもしなかった古い家撮影。有馬経由宝塚。夙川で潰れた喫茶店「パポーニ」の跡をながめ、今夕の「野坂塾」に気づいて新大阪へ。ギリギリ間に合った。》

多分一人でやってこられたのだろう。無くなってしまった「パポーニ」の跡地をどのような気持ちで眺めたのか、そのことについては書かれていない。
この時のことはどこかに書いておられるかもしれないが。

病院は、家内に車で送ってもらって、そして迎えに来てもらったのだが、
迎えを待つ間も、出入口にあるベンチに腰かけて本を読んでいた。
すると、そばを大きな人が通った。若い黒人だった。
2メートル以上ある。顔もきれいで均整の取れたいい体。
なにか、バスケットをしているような感じだった。

うつむいてスマホを触っている。いかにも健康そうで、本人が病気ではなさそう。だれかの見舞いだったのかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敬老の日

2018-09-23 17:39:12 | 
敬老の日はもう一週間も前に過ぎたが、fumiが今日プレゼントしてくれたこれは、
敬老の日のプレゼントなのでしょうね。
幼稚園で作ってきたようです。


なかなか味のあるバッグです。


そのバッグの中にもこんなのが入っていました。

これは大事にしておかねばなりません。
昨年、年少さんの時にプレゼントしてくれたのはこれです。
ことあるごとに「使ってるか?」と訊くのです。
そして、「大事にしぃや」と。
fumiは今、年中さんなので、来年、年長さんになってもまた何か作ってくれるんでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

satoの運動会

2018-09-23 14:34:57 | 
昨日、悪天候で流れたsatoの運動会に行ってきました。
会場へ向かうkohとfumi。
大阪です。




satoの学校は今、校舎建て替え中で、練習が十分にできず、例年のような盛大な運動会が行えません。
今年は近くの小学校の校庭をお借りしてのものでした。
ということで、午前中だけで終了となります。
しかもうちの方に午後用事があって、11時までしか見ることが出来ませんでした。
運動会の写真はいいのが撮れても、他の子が写っているとブログにアップできないので残念ですが。
これはsatoの応援団員風景です。 

この写真は、中一のkohと、小学生時代の友達たち。
その友達のうちの二人がfumiをサポートして、幼児の徒競走に連れて出てくれました。
普通は親が連れて出るんですけどね。

いいお天気で良かったです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャックとsato

2018-09-22 16:16:10 | 
運動会は中止に。
でもsatoは学校へ授業を受けに行っていたので帰ってくるまで待ってやっていた。

帰って来たsatoは、ジャックとゲージの中で遊んでいたのだが、出ようとすると、
ジャックが「行かないで」と哀願する仕草。



satoの足を抱えてしまって離そうとしません。
かわいいもんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする