宮崎勝之さんというマンドリンプレイヤーがおられました。
あの伝説のフォークシンガー、高田渡さんが宮崎さんとのライブでしゃべってはります。「宮崎さんは日本でじゃなくアメリカで二番になったマンドリンプレーヤーです。アメリカで二番ということは世界で二番…」とか。
辛いことだけれど…。宮崎さん、急死されたのです。
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息子がまだ中学生のころでした。そのころ多分すでにプロミュージシャンとして活動しておられたかと思いますが、末松よしみつさんというミュージシャンと一緒にうちの家まで息子を車で迎えに来て下さり、ある催しへ連れて行って下さったのでした。たしかN川学園という学校の野外学習とかの会場でのイベントに。
すでにバンジョーを弾きかけてはいましたが、まだまだ未熟な中学生を連れて行って下さり、帰りにも、その野外学習地で戴かれた野菜などをお土産に持たせて、送って来て下さったのでした。
この、今から思えば不思議な出来事は、ブルーグラスという不思議な音楽のせいかとも思います。
息子は幸せ者です。他にもかなり年齢差のある多くのミュージシャンにかわいがられてここまでやって来れてます。
息子は昨夜のお通夜に京都までお別れに行ったとのこと。
最近はお会いすることも少なくなっていたようですが、最後のお別れに行けて良かった。
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もうこれも昔になりますが、神戸の外人クラブかなにかであった宮崎さんのコンサートを家内と観に行ったことがありました。二人で、「やっぱりオーラがあるねえ」と話したことを思い出します。宮崎さんのご冥福を心からお祈りいたします。
昨夜がお通夜で、今日、雨の中での告別式でした。
石在町の武林さんが90歳でお亡くなりになって。
武林さんは、ずっと小墓圓満地蔵尊の地蔵盆に御詠歌奉納の加勢に来て下さっていた人です。
一昨年に体調を崩されてからはお休みになっておられましたが、お供えは欠かさずことづけて下さってました。昔堅気の律儀なお人でした。
御詠歌の加勢をして下さる方が段々減って、淋しくなります。
今ごろ偶然に知ったが、昨年10月号の西宮図書館だより「まつぼっくり」に『コーヒーカップの耳』が「今月の一冊」として紹介されてたのでした。
https://tosho.nishi.or.jp/pdf/press/matubokkuri201310.pdf
ありがたいことです。
ちょっとぶりに宮崎先生をカアチャンと訪問。
今日は、奥様もお元気そうで良かった。
わたしは先生のお話を聞く。
その間、カアチャンはお庭いじりをさせて頂く。
2時間近くお邪魔をした。
帰りに先生から昔の写真をお預かりする。
昭和25年の香櫨園浜、回生病院の庭での酒盛り風景。
写ってる人が凄い。
小野十三郎、安西冬衛、大澤寿人、牧嗣人、富田砕花などなど。
この宴会は宮崎翁が催されたもの。
このこと以前「触媒のうた」に少し書きましたが、その時は写真が見つからなくて残念でした。
また何かの時に使うことにします。
6枚お預かりしてきましたが、そのうちの一枚をお見せしましょう。
この写真には、どうやら重要人物は写っておられないようです。しかし、雰囲気の伝わる写真です。
他にも貴重な物をお預かりして帰りました。
田辺聖子さんがその昔描かれた異人館の絵です。
これはここには載せられません。
「触媒のうた」の中で使わせて頂きますのでその時までのお楽しみということで。
陶人形作家、可南さんから案内状を頂きました。
この人の作品展、一度見せて頂きましたが、人肌のぬくもりのあるいい作品でした。
さすが、受賞歴のあるプロ作家さんです。
そうだ、その時、動画を撮ったのでした。https://www.youtube.com/watch?v=qXOdhxPbbbs
書家の六車明峰さんから「名筆研究会」の機関誌「名筆」3~5月号お贈り頂いた。
表紙はいつもの通り、先年お亡くなりになった「名筆研究会」育ての親、村上翔雲師の書が飾っている。
3月号3ページには六車さんの書が。
いい字ですねえ。句意はわたしよくわかりませんが、素晴らしい字。
そして5月号の記事に注目。
3月にトルコのイスタンブルで行われた展覧会の模様が。
六車さんとそのお弟子さん4人の計5人展。
3年間の準備の末実現したものだと。
記事を読むと、盛況裡に会期を終えたとのこと。
国際親善にもなり、良かったですね。
因みに、六車さんは、わたしが「神戸っ子」に書かせて頂いている「触媒のうた」に毎号題字を書いて下さっている書家さんです。
この本を読みだしたのだが、中にこんな年賀状が載っている。
宮崎さんは、≪足立さんの年賀状――奇抜というより、これこそ詩人らしいことばの選び方だと思う。「ご健康を祈ります」と書けば、紋切型にすぎない。「長生きが勝ち」だから「からだを大事に」という祈りを、長寿のチャンピオン松永翁のことばを借りて尽くしているのだ。そして氏が、長いあいだ心を傾けている童詩運動の「事務」的用件までPRした心のはげしさに、わたしは感動した。これはすでに「宣伝」や「広告」ではないのだ。≫と書いている。
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この本、わたしも持っている(表紙絵が違う)が、ここまでキチッと読んではいなかった。
M岡さんありがとうございます。
この本のこと、宮崎翁は「やっつけ仕事でお恥ずかしい」というようなことを仰っていました。
しかし短期間(10日間で)で書いてしまったことが恥ずかしいということのようで、内容は悪くはありませんよね。
「喫茶・輪」に遠来のお客さま。
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これまで最も遠くからのお客様は、宮城県からの森さん。
森さんは、わたしが森さんのブログを見てお友達になった人です。
「東京に出たついでに」というお言葉に驚きあきれたのでした。
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その次に遠いところからのお客様は、千葉県からの梅崎さん。
この人はわたしのブログをご覧になってでした。
今や、幻の詩人と呼ばれる北山冬一郎についての記事を見られて、直接に話を聞きたいとのことで。北山に関する論文を書いておられたのだった。
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そして今日は、横浜からK西さん。
この人もわたしのブログをご覧になって。
K西さんは足立先生の著書をお読みになって足立先生に心酔された方。
店に飾っている先生の書を見に来られたのです。足立先生とは全く面識はないのだと。
そして、お土産と言って東京新聞のコピーをお持ち下さった。1月6日付け。
「名著の衝撃」という欄。
呉智英さんという人がお書きになっている。
これを読んでどうしても『やちまた』を読みたくなってと。
この案内文、わたしも読んでスゴイと思いました。
『やちまた』はもう一度読み直すべきと思いました。
冒頭部分はこうです。
スゴイ書き出しですね。
そして文末はこうです。
こんな風に紹介されたら読まないわけには行きませんよね。
あ、そのK西さん、「また足立先生の書を見に来ます」と仰いました。
うれしいなあ。足立先生の心酔者が今もまだ生まれ続けているとは。