喫茶 輪

コーヒーカップの耳

新客さん、3人

2019-09-30 15:48:38 | 喫茶・輪

「喫茶・輪」に昨日今日と新客さんが続きました。
昨日はこのブログの記事を見てと。
ある社会的な会の幹事や委員を複数しておられる方。
資料を2点お貸ししました。

今日お見えの新客さんはお二人。
お一人は詩を書く人で、昨年『菜の花の駅』という優れた詩集を出された河崎洋充さん。
武庫川女子大学の非常勤講師もされていて、今日はそのついでにお立ちよりくださったのです。
もうお一人は女性で、ブログ「喫茶・輪」の読者。そして拙著『コーヒーカップの耳』に興味がおありの人。

ということで、三人さんとも、わたしの書斎にご用のある人でした。

文化的な刺激のあるお話をさせていただき、有意義な時間を過させていただきました。

河崎さんからは、携えてきておられた最近の詩稿をいただきました。

この人の詩は大体物語性があって読ませます。
今回の6点もそのような作品で、楽しませていただきましたが、中で一点、ちょっと趣の違う詩がありました。
意外にも「将棋」という題。
え?将棋に興味がおありだったのか。それなら将棋の話もさせていただきたかったのに。
まだ発表前の詩でしょうから、全文は紹介できませんが、後半を。

  でも 盤の片隅で四枚の歩が

  戦いに関係なく

  所在なさげに 盤の外を見ている

  それを見ている私と目が合った

  どうしてやることもできない

  そっと目をそらす


最も新しい作品のようで、2019・9・17 の日付があります。
「四枚の歩」とは?
なにかの暗喩なのでしょうが、答えはまた別の詩で示されるのでしょうか。

このようなお客様が次々にありますので、「喫茶・輪」はなかなか廃業するわけにはいきません。


コメント (2)
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第36回 秋の作品展示会

2019-09-29 15:38:21 | アート・文化
西宮市民共済生活協同組合の第36回「秋の作品展示会」を見てきました。







これは案内を下さった妹尾良昭さんの「石草飾り台一式」です。
お会いして「いの字、上手に塗ってありますねえ」と言ってあげました。
「そうでしょう」と乗ってきはりましたが、もちろんこれは冗談で、自然石なのです。


ここには、知り合いの葛馬さんの作品があります。タペストリーの「百合」です。


右の書は信行寺の若住職、四夷法顕さんの「間中酒静裏泉」。
真ん中は東町二丁目の大江敏子さんの「趙孟順の詩」。


これ、なんかきれいでした。松本多鶴子という人の「着物サンプラーキルト」。

他に気になったのはこれ。
絵てがみですが、みな素朴な絵です。
だけどちょっと違和感があるのが。
下の絵ですが、「大切に 皆さんとの つながり」と書いてあるのですが、大切の「切」という字が間違ってます。
こんなとこでケチつけて申し訳ないですが。

みなさん、奇をてらうことなく誠実に作品に取り組んでおられて好感が持てました。
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用海幼稚園、最後の運動会

2019-09-29 07:58:34 | 用海のこと
「たうん」という用海地区社会福祉協議会が発行する広報紙がある。
わずか一枚、4ページのもの。
どうやら老人会が編集しているらしい。
その№97にこんな記事が。

用海幼稚園に関する情報。
「今年用海幼稚園は全園児13名です。」とある。
へ~っ?である。
この幼稚園にはうちの長男長女がその昔通った。
長男は第3回卒園だが、その時わたしはPTA会長をした。
園児は70名。それでも入園希望者が多すぎて、何人かは他園に振り分けられたのだった。
それがわずか13名。理由はいろいろあるが、社会状況が変わったのだ。

そして、最後の運動会とある。
来春には休園とあるが、実態は廃園だろう。
なんか淋しいものがある。
こちらに昔の思い出を書いている。https://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/e/371085e4b65d01738addcb60dafb7a5d
その最後の運動会、10月12日だという。
「用海幼稚園を卒園された皆様、ぜひご来園下さい。」とある。
わたしも関係者として行ってみたいが、残念、「宮水ジュニア・将棋教室」の講師と重なっている。
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喫茶店倒産?

2019-09-28 15:20:23 | 喫茶・輪
今日の夕刊の第一面にこんな記事が。
←クリック。

しかしこれ、実感ないですねえ。
「倒産」という言葉。
町の喫茶店は「倒産」という言葉を使うほど立派なものではありません。
いまや絶滅危惧種であり、良くて「父ちゃん母ちゃんの店」であります。
倒産の前に廃業なのです。
現にうちの店「輪」は二度ばかり廃業宣言をしたのでした。
しかし、いろんな事情で今も扉を開けてますが、開けて赤字が実態。
ただ、うちは、店というよりもわたしの書斎であります。
書斎の傍らに喫茶コーナーがあって、380円のお代を払って下さる人があるということ。
いわば、わたしたち老夫婦の健康のために開けているようなものなのです。
そして、わたしを訪れて下さる本好きの人のために。
一般の住居なら訪ねにくくても、一応店の構えをしていれば、来ていただきやすいということもあって。

で、新聞記事ですが、もう町の小さな喫茶店は無理ですね。
日本特有の喫茶店文化は消えゆくのみであります。
さて、うちはいつまで扉を開けておけるでしょうか?
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『向田理髪店』

2019-09-28 08:23:45 | 本・雑誌
東北の女道化師、森文子さんのブログ記事見て『向田理髪店』入手しました。
読み始めましたが、軽くて心地よい小説です。



以下、森 文子さんのブログ上の紹介文。
9月23日 10:34
奥田英朗さんの『向田理髪店』読了
かつて 精神科医 伊良部シリーズの『イン・ザ・プール』とか
あんちゃから「面白いよ」て 教えてもらって はまったのだったな
『泳いで帰れ』とか エッセイも 好きだった
次々読んだけど
追いかけきれずに
しばらく離れてしまってたけど
久しぶりに読んだ
内容にもよるのだろうけど
以前の 技巧的!てな 印象より
だいぶ やさしくやわらかい
書き分けが できるかたなのだろうかね
なんてことない どこにでもあるような いるような 町の人たちの
倦怠のような
出来事の 揺らぎへの 立ち向かい 受け取って 暮らしていく有り様
起承転結ごり押しではなくて
普段の 自分の日常周辺に 起きているかのように すすんでゆく
しみじみ じわん と 閉じる物語
これで完結なの?
シリーズとして また 出るの?
そこんとこ わからないけど
日常って こんなふうに 区切りがあるかないか 曖昧なまんま 続いているよなぁ と 思う
向田理髪店周辺の人たちが
今も 何かあったりなかったりしながら
あの町で 暮らしているのかなぁ なんてことさえ思って
ふんわりした気持ちにもなったり…
やっぱり いいなぁ 好きだなぁ奥田さん作品と思う
また 読んでない作品たち 読みたくなる
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『菜の花の駅』小さな偶然。

2019-09-26 09:24:14 | 
つい最近、ここ2,3日のことです。
自分で作成した住所録を見ていて、腑に落ちない名前がありました。
一時的に控えとして書いている名前もありますが、それは欄外に書いています。
しかし、ちゃんとした枠内に書かれていて、だけどどなたか思い出せないお名前があったのです。
そして昨日のこと、知らぬ声で電話があったのです。
「大阪の河崎と申します」と。
「昨年詩集をお送りして…」と。
そうだ、この人だ!と一瞬に思い出したのです。
なんという偶然でしょうか。
『菜の花の駅』という詩集をお贈りくださった人だった。
その時のブログです。

その詩集、ちゃんと店の本箱に置いていました。
今読み返していますが、この詩「泥団子」にハッとしました。
多分昨年読ませていただいたときには、サラッと読んでしまって気づいていなかったでしょう。
ただならぬ詩だということに。
←クリック。
女の子の心情がなんとも言えません。
そして、その女の子を見る作者の目線と心。
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「発言」欄の2編

2019-09-25 08:44:28 | 新聞記事
今朝の「発言」欄の2編に注目。

←クリック。

石井さんの「子どもたちの成長に学ぶ」には強く共感します。
《どの子たちもみんな光り輝くものを持っています。》

それにしても石井さん、49歳におなりですか。
詩の同人誌「火曜日」に入会してこられた時は、輝くようにお若いお母ちゃんでしたが。
その後のご活躍も輝いていますけどね。

宇高晴美さんの「古い日記を処分して」に、わたしはちょっと衝撃を受けました。
66歳というその年齢です。
この年で《そろそろ私にも終活に入る年齢に…》と書かれています。
オイオイ、ですねえ。わたしより10歳もお若い。
しかも日記帳は大学ノートだという。
わたしと同じです。
わたしは100冊以上あるでしょうねえ。
それが家の中のあちこちに散らばっていて数えたことはありません。
日記帳は惜しくはありませんが、間に挟まっているいろんな資料には貴重なものもあるかもしれません。
それにしてもこの宇高さん、《今はすべて過去です。これから先、平凡に生きていけたらいいなと思っています。》と。
なんと潔い人でしょうか。
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『美しい調和』

2019-09-24 18:29:49 | 本・雑誌
猪名川町の随筆家、楢崎秀子さんからお贈り頂きました。

『美しい調和』(楢崎秀子著・編集工房ノア刊)。

楢崎さんは一度うちの店「輪」にご来店いただいたことがあります。
好奇心旺盛で魅力的な人。
元高校教師。現在89歳とのこと。
この本を読ませていただくと人生を満喫しておられるのがよく分かります。
もちろん楽しいことばかりではありませんが、人生の起伏を楽しんでおられるような。
それを見事に随筆に著わしておられます。
文章がよく整ってますので、読みやすいです。
内容も、日ごろわたしが知らない世界のことが書かれてますので、興味津々でした。
彼女は58歳で現在の有料老人ホームに入所しておられます。
老後を過ごす場所には違いないのですが、単にそこで生活するということでなく、そこを拠点に自分の世界を広げて、あちこちに出かけます。
もちろん施設内での出来事にも興味の目は注がれます。
それだけではなく、自分でイベントを仕掛けたり。それをみな随筆にまとめておられます。
また、施設の情報誌「山なみ」を編集発行しておられます。
正にスーパー後期高齢者ではあります。

わたしはワクワクしながら一気に読み通してしまいました。

「あとがき」を紹介します。
←二段階クリック。

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『絆という文字』

2019-09-23 11:40:43 | 
神戸の詩人、土屋宣子さんからお贈り頂きました。
詩集『絆という文字』(私家版)です。

80ページ余のシンプルな本。
ところが中身はピリリと辛みの効いた、それでいてユーモアあふれる詩集なのです。
わたしは一篇一篇を大いに楽しみました。
とにかく、わたしが大好きな「微かなユーモア」が随所にあります。
辛いことも悲しいことも、少し毒気のあるユーモアに載せて提供されます。
これは土屋さんならではのものではないでしょうか?彼女の個性でしょう。
一筋縄ではいかない、と言えば少し聞こえは悪いかもしれませんが、決してマイナスイメージで言っているのではありません。
この人独特の文の才なのでしょう。
ほかにもいっぱい面白いのはありますが、これを紹介しましょう。
←クリック。
解説はせずにおきます。
添えられたお便りには「私も八十歳になりました。」とありました。
土屋さん、ありがとうございました。どうかお元気にお過ごしください。
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秋の墓参

2019-09-23 10:50:20 | 日記
朝は晴れてました。
なので出かける時、家内は日傘を持って。
ところが台風の余波でしょうか、丘の上の墓地に着いたころには空模様がおかしくなってきて。


なんとかお掃除は済ませましたが、お花を供えて、お経を上げるころにはポツリポツリと落ちてきました。
家内が日傘を差しかけてくれたのですが、
強い風が吹き始め、雨も強くなり、やがて土砂降りに。
やむを得ず般若心経だけで済まし、急いで帰ってきました。
家内は、「早く、早く」と急かせます。
今更なんで?と思いましたが、「洗濯物が」と。
もうこんなに降ってしまっては手遅れ、とわたしは思ったのですが、家内は「下の方ではまだ降ってないかも」と。
でも、駄目でした。
大阪方面の空はまだ晴れてるようでしたが、用海町ではずぶ濡れでした。
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「ホースの中を曲がる水」

2019-09-23 08:18:25 | 文学
読者文芸欄をいつも楽しみにしています。
詩の欄は全部読みます。そして俳句短歌川柳の欄は、それぞれの特選作に注目します。
今日は川柳のこの一句に驚きました。
←クリック。

「夏雲とホースの中を曲がる水」(中塚健太さん作)。お題は「曲がる」です。
見事ですね。他の入選作と比べても、キラリと光っているのが解ります。抜けてますねえ。
評を読むともう一度びっくり。
この作者のもう一句にも感心させられました。
「ブーメラン投げて刈り取る空の青」。そのセンス、お見事ですね。
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fumiと遊ぶ

2019-09-22 20:26:04 | 
午後、fumi一家がやってきました。
teっちゃんが彼岸のお供えを持って仏さんにお参りに。
いつもありがたいことです。
そのあとfumi以外の家族は買い物に。
その間、わたしはfumiと遊びました。

 

  

部屋での遊びに飽きて外へ。
 
だけど、雨が降ってきて長くは遊べませんでした。
そのうちお父さんたちが帰ってきて、みんなでトランプ。
やがて帰る時間に。
でもfumiは「もっと遊ぶ」と帰ろうとしません。
みんなは外の車の方へ。
仕方なく帰って行きました。
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伊丹三樹彦さんが

2019-09-22 08:24:10 | 文学
今朝の神戸新聞に伊丹三樹彦氏の逝去記事が。
←クリック。
99歳とあります。
この人とは少し接触がありました。
もう何年前になるでしょうか、芦屋の詩人、三浦照子さんの何かのお祝いの席でテーブルを同じくしました。
その時は奥様の公子さんもご一緒で。
で、伊丹さんの写俳の本とわたしの『コーヒーカップの耳』とをトレードしたのでした。
同時に今は亡き奥様の公子さんの詩集も頂きました。
お手紙などもどこかにあるはずですが、すぐには出て来ません。
ご冥福をお祈りいたします。
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勢関、十両優勝!

2019-09-21 17:08:03 | 
今、テレビの大相撲を見たら、十両優勝が勢関だと。
新十両以来、8年ぶり2度目の優勝だと。

快くなってきたのかな?
故障が続き、それでも休まずに出場し続け、そして負け続け、元小結が、十両の下の方まで番付を下げていた。
休めばいいのにと思っていたが、頑固に出続けていた。
もし今場所負け越せば幕下にまで陥落してしまうところ。
良く立ち直ってくれたものだ。
この人、まだ序二段ぐらいの時(2006年)に、わたしの初孫のkoh(今中二)を抱っこしてくれた人。以来応援しているのです。

また上がってきて活躍してほしいものです。
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郵便多数

2019-09-21 16:31:33 | 日記
わたしのようなジイに、毎日郵便物が届きます。
今日も多数の書簡や著書が。


今日届いたのは、姫路の孫からの運動会の案内状、Y氏からの個展観覧の礼状、S氏からの作品展の案内状、H中学からの同窓会案内状、N碕さんからの随筆集、T屋さんからの詩集。
ジイはうれしい悲鳴を上げております。
世間様は、こんなジイを相手に接触を図って下さり、ありがたいことです。
それが最近、益々増えてきたような気がして、頑張らねば、と思っています。
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