「喫茶・輪」に昨日今日と新客さんが続きました。
昨日はこのブログの記事を見てと。
ある社会的な会の幹事や委員を複数しておられる方。
資料を2点お貸ししました。
今日お見えの新客さんはお二人。
お一人は詩を書く人で、昨年『菜の花の駅』という優れた詩集を出された河崎洋充さん。
武庫川女子大学の非常勤講師もされていて、今日はそのついでにお立ちよりくださったのです。
もうお一人は女性で、ブログ「喫茶・輪」の読者。そして拙著『コーヒーカップの耳』に興味がおありの人。
ということで、三人さんとも、わたしの書斎にご用のある人でした。
文化的な刺激のあるお話をさせていただき、有意義な時間を過させていただきました。
河崎さんからは、携えてきておられた最近の詩稿をいただきました。
この人の詩は大体物語性があって読ませます。
今回の6点もそのような作品で、楽しませていただきましたが、中で一点、ちょっと趣の違う詩がありました。
意外にも「将棋」という題。
え?将棋に興味がおありだったのか。それなら将棋の話もさせていただきたかったのに。
まだ発表前の詩でしょうから、全文は紹介できませんが、後半を。
でも 盤の片隅で四枚の歩が
戦いに関係なく
所在なさげに 盤の外を見ている
それを見ている私と目が合った
どうしてやることもできない
そっと目をそらす
最も新しい作品のようで、2019・9・17 の日付があります。
「四枚の歩」とは?
なにかの暗喩なのでしょうが、答えはまた別の詩で示されるのでしょうか。
このようなお客様が次々にありますので、「喫茶・輪」はなかなか廃業するわけにはいきません。