夕方、ちょっと届け物があって、滉、咲友とこへ家内と行った。
すぐ帰るつもりだったが、咲友と滉が必死で止める。
上がって行けという。
それでも帰ろうとすると咲友が「滉ちゃんがジーチと将棋をしたがってる」という。
そんなこと滉は言っていないのに、どうしても家に上がらせようとして方便を使う。
しまいには泣き出しそうになる。
仕方なく「ちょっとだけ」と上がる。
そしてしばらく遊び、さて帰る、と言うとまた「だめ~~~っ」と泣く始末。
車に乗ってもまだ咲友は「帰ったらダメ」と目に涙。
こんな古びた年寄りでも好いてくれている。うれしいなあ。
ああ、こんなに慕ってくれるのはいつまでだろうか?