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行って来ました!
過酷で楽しいと噂の「ラファ・ジェントルマンズレース」!
行程120km、獲得標高3000mオーバー、
路面状況はどこまでも悪し、というドM向けレースは
長野県の野辺山高原で繰り広げられたのであります。
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草むら、ぬかるみ、未舗装路。
撮影バイクも車も入れない場所多し。
こんなときには…自転車から撮影できるD☆さまの出番であります。
バックポケットに補給食とビデオカメラをしのばせて
5人1組のチームメンバーの一員として出場致しました。
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足を引っ張らないようにしないといけない。
はたしてガレガレの砂利道、ぬかるんだ泥道で
走りながらカメラを回す余裕があるのか?
ひさびさの大きなプレッシャー…。
ブルブル!!
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林道・農道・田舎道。
道を間違え引き返すの図。
田んぼの稲穂が色づきはじめている。
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途中数カ所に設けられた「KOM」(キング・オブ・マウンテン)では
協力しあう5人がライバルとなってタイムアタック!
もちろんゴール前はスプリント勝負。
どっちが勝っても楽しいことに変わりなし。
ちなみにここ、勾配18%です。
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そしていよいよ、合計20kmほどあった悪路パートに突入。
タイヤが泥と砂利にズボズボ埋まる素敵な道。
前日のロケハン時に機材車はスタックし、
撮影バイクは白煙を噴いて修理工場に直行。
「さすがにここは撮影ムリか…」とスタッフ全員があきらめた。
そんなの。
撮るしかないでしょう!!
あの道を左手一本でハンドリングしながら追走、並走、先回りして撮影したと言って、
その苦労を分かってくれるのは出場者だけだと思う。
全カットになったらショックだけど…
だんだんバカになりながら走った愉快な思い出は
脳味噌に焼き付きました☆
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レースを終えた時の5人の顔は、サイクリスト冥利と語ってる。
しかしまあ、番組撮影には最も不向きなレースでありました…。
面白いレースが面白い番組になるわけではないのですね。
などと考える私をふくめ、5人は各々の思い出をひっさげて、
それぞれの道へと帰って行ったのでした。
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