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なんと!
あの「殿」とテストライドに行ってきました!
あのとき遠くに鎮座してた殿と走ることになるなんて、と
ふしぎな気分で出発。
あいさつ一番、いきなり殿から軽いジャブ。
「殿って、何のドラマのとき?」
あらら、このブログご覧になってるのですね。。
ドラマのタイトルを言ったら、当時のことをいろいろ話してくれた。
私も、武士に扮して板の間に1日正座したモーレツな苦痛を思い出した。
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まよったあげく、奥多摩で峠を攻める。
まず面白かったのが、殿が乗馬のように自転車にのってたこと。
まるで馬を徐々に手なずけるように。
対話をするように。
自転車の性格を知るためにいろんな動きを試していた。
私はずっと後ろからその様子を眺めていた。
徐々に人馬一体になっていく殿とIFの自転車。
この殿は、馬に飲まれることは決してない。
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上り26km、たくさんのことをしゃべった。
そこには壁もなく、気取りや衒いもない。
イエスかノーか、好きか嫌いか。
そして自分に嘘をついていないか。
会話の芯に見えるのはそのことだけ。
殿は想像を超えた強い意志を持った人物だった。
やっぱり一線で活躍し続ける人には、唸るような凄みがある。
しゃべりながらも殿はめちゃくちゃ速くて、
付いていくのに必死のパッチ☆
でも、こんなに楽しいライドは久しぶりだったので、
疲れたのに気分晴々。
きっと今までも、こんな感じで仕事を続けて来たんだろうなあ。
帰り際。
もう一発、殿からジャブ。
「あ、そうそう。
最近見た映画の中で一番面白かったのはね…
スター・トレックだったよ」
殿、大笑い。私、赤面大笑い。