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さて、無事に帰国しまして、
怒濤の編集作業に突入しております。
今回は編集期間がいつもより10日短いのですが、
これはつまり……そういうことですね。
もともと寝ないで編集する私は
やり方を変えないと時間が足りないというわけです。
これもチャンスのひとつなのでしょう。
少ない時間=寝ないで編集 という図式を変える良い機会となるか。
もしかしたら新たな世界が開けるかも!?
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ベトナムの秘境はすごかったですよ!
村では家畜と人々が共存していて、
ごはん時になると、家々から薪の煙が立ち上り、天に消えてゆく。
まるで桃源郷に迷い込んだかのようでした。
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子供も大人も、視線がまっすぐで美しかった。
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ここでもトルコみたいに「お茶飲んで行きなさい」とお呼ばれして、
あちこちでお茶をいただきました。
(煮沸されてるのでお腹は大丈夫)
もちろん、足下が悪くてコケた時に
村を闊歩する牛たちのうんこに手をついてしまったりしましたが…
それも含めて楽しい!
…と、ここで大問題が発生。
なんと、公安の怖い人たちに取り囲まれてしまったのです!
ベトナムは社会主義国家ですので、
国家権力が非常に強い。
警察や公安のおっちゃんたちは、信じられないくらいの権力を持っていて、
村人たちに非常に恐れられている。
その公安のおっちゃんたちに、目をつけられてしまった。
これはめったにないハプニング!
投獄されるのか? ワイロ要求されるのか?
もうワクワクドキドキ。
とはいえ、そんなことされたら撮影時間がなくなっちゃう。
こちらのロケ隊についている国家のお目付役が
公安をなだめてくれているうちに
我々はしれっと脱出を試みましたが…失敗。
なんとか「一緒に酒を飲もう」ということで切り抜ける方針に決めた。
酒を飲むと必ずお腹を壊す私も、心を決めてアタック。
キツーい焼酎を乾杯しては握手、乾杯しては握手。
一矢報いるために、さっきうんこを触った手で握手。
しかしその手で筒井さんは握手を求められ…筒井さんもうんこの餌食になってしまった。
ごめんなさい、筒井さん。
そして。
こんな面白いシーンを撮影しない手はない、と思ってしまうのが
ディレクターの悪いところ。
場が温まったところで、記念写真を希望する。
しかし、公安は写真撮影禁止なのだと怒られる。
ふたたび場が冷えてしまった。
そんなわけで、残念ですが
公安との記念写真はお見せできません。
ですが、ただで転ばないのが私の良いところ。
堂々と撮ってみました。
怒られなかったからOKでしょう☆
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歩いてるのが公安のボス。
ものすごく偉そうでした。
手下を数人はべらせて、一度も笑わなかった。
ちなみに私と同い年。
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村から出るまで公安がついて来たので、
その姿もパチリ。
バイクに乗ると、意外と小市民風です。
ベトナム、とある村での「公安事件」。
素敵な思い出になりました☆