ちょうど10年くらい前のはなしです。
当時、私は仕事ができなくて、大変悩んでおりまして、
ついに決意し、辞表を出した。
そしたら社長が「ちょっと休んで考えろ」といって
3ヶ月の休みをくれた。
休みといっても給料はないので、
借金をして海外に出かけた。
ニューヨークにアパート借りたり、
スペイン、ポルトガルをぐるっと回って来た。
ポルトガルではレンタカーを借りて
海外をはじめて車で走った。
見たことのない道がどこまでも続き、
緑の原野はドラクエの世界みたいで、
出会う人はシャイで優しかった。
こんなことを仕事に出来たら
最高に幸せだろうと思った。
帰国して社長に、仕事に戻ること、そして
海外の道を走る番組のはなしをした。
「そんなもん番組にならないよ」と一蹴された。
時を経て、いまやっているのは
「世界の街道をゆく」「世界自転車探検部」。
あのときポルトガルの道を走ってドキドキした
「最高に幸せ」なことをやっている。
幸せ体験は、どこかで現実の夢につながっている。
そう思わせてくれる体験をしたポルトガル。
そして、たぶん、
10年ぶりにあの道を走ることになりそうです。
しかも今度は、自転車で。
そのはなしは、また後日☆