自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

連続ロケ。

2019年07月24日 11時27分52秒 | チャリダー★



2019年最大の山場がやってきた



ロケが4本連続なことが厳しいのではなく
その内容がハードなのだ


1本目 ある選手の取材&インタビュー
2本目 300km超のイベント取材
3本目 100kmのイベント取材&インタビュー
4本目 海外ロケ(現地2日だけ)


各ロケの日程は連続しているので
夜中に移動し早朝から撮影となります
いや〜 ため息しかでない(笑)



1本目はある選手の練習に同行&インタビュー
長野の山間部にて


150kmで4本の峠を走るメニュー
1本目の峠は250Wほど → 一緒に走れたので色々話ができた
2本目の峠は300Wほど → ついていったが話なんてできなかった(笑)
3本目の峠は320Wほど → ちぎれた


夜中に帰宅 自転車をパッキングし
昼頃の新幹線で輪行 東北へ


2本目は東北で300km超を走るロケ
制限時間は14時間
休憩込みの平均時速22kmは 完走率20%ほどだとか…

実はこのロケが私にとって最難関だった
300kmなんてもちろん走ったことないし
そもそも普段 150kmを超えると身体中が痛くて
「修行」にしかならない

全く走れる気がしない(笑)

その「ロング苦手」な私が300kmをカメラ持って…
さらに天候は雨予報…
ダメでしょこりゃ



いざスタート
30分後 山間部に入るとずっと雨
この日のために買った RaphaのProTeamレインジレ(防水ベスト)が
素晴らしい効果を発揮する
(結局14時間雨に濡れ続けたので 買って本当によかった…)


パワーはとにかく抑える
スタート直後は元気な参加者たちは 楽しそうに上り坂でガンガン上げていくが
私はパワーを抑え あえて遅れた
その間の撮影は諦めた
でも ここで張り合ったら絶対最後まで走れないのでガマン
200Wを超えないように


そして下り坂で追いつき 仕事に戻る



150km地点あたりで
首の後ろや腰がヤバくなったのですが
ひたすら脱力を心がけて走っていたら
そのうち痛くなくなった


残念ながら 撮影対象が250kmあたりでタイムアウトになったため
私もタイムアウトになった

本当はここで回収車に乗ってゴール地点に向かうべきなのだが
何か撮り足りてない気がした
これで番組になるのだろうか?
係員に聞くと 前を走る参加者との差は
そんなに無いらしい
頑張れば追いつけそうだったので 追いかけることにした


しかし 290km地点で
あることに気づいてしまった
目の前にゴールのアーチが見える…
つまり私は コースを間違い
ショートカットしてゴールに着いてしまったのだ


愕然とした
撮れるものが撮れなくなってしまう


迷っている暇はない
近くにいた人に道を聞き 戻ることにした
来た道を15km戻り 正しいルートへ入り直す

だが この30kmの寄り道のおかげで
参加者は誰もいなくなっていた



実はこの 道を間違ってからのラスト40kmが 一番パワーが出た(笑)
13時間走り TSSは500を超えていたのに
平均270Wオーバーで走り続けられた
まさに「飛ぶように走れた」気分だった


怒りによるパワーだろうか?
このパワーが判明すれば 私は強くなれるに違いない(笑)



というわけで 何にも撮れないまま
ひとりで330km走ってゴールへ





14時間のうち 13時間雨だったが
日に焼けていた


そして この写真を最後に
携帯(iphone X)が壊れた
雨には直接濡れてないんだけど…
この日以降 電話とラインが通じない状態です すいません
(アップルストアに行く時間がなくて…)


体を拭いて すぐに出発
深夜の移動で福島県へ


福島着がイベントスタート後になってしまい
スタッフと撮影モトはすでに出ていた
自転車で追いかけて合流 無事撮影


深夜に会社に戻り 自転車のパッキング
6時間後には成田空港に行きます



で 海外へ(笑)





お約束の自転車店を開店





フロントのディスクブレーキのシューがなくなってた(汗)


予備のシューを持って来といてよかった…






取材先に向かう移動

そして取材後のホテルまでの帰り道は自転車で






疲れはマックスなんだけど
2度とこの道を走れないかもしれないので
時間の許す限り走っておいた


都合よく 携帯も壊れているので
道を間違えまくって 距離が伸びた(笑)
しかし 目的の町の名前をド忘れした時は
全然辿り着かなくて さすがに焦ったが
それも海外ならではの思い出ですな



↑帰る町の名前を忘れて どっちへ行ったら良いかわからないの図(笑)



2日半の滞在で200kmほど
せっかくならもっと滞在したかったが
帰国後すぐ別の撮影があるので帰ります





取材した方が めちゃくちゃ料理が上手で
言葉が出ないほど美味しかった
「また来てください」と言ってくれたので
また行こうと思います
きっと次も弾丸ツアーになると思いますが★