自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

ここ1年を考える。

2022年11月17日 17時41分49秒 | 自転車
沖縄が終わって 4日が経過した


レース直後は こんなキツイこと2度としたくないと思ったし
また1年間 仕事と体力の合間を縫って ギリギリのトレーニングをするのなんて
まっぴらごめんだと思ったが
レースから2日後には食事ができるようになり
4日後には自転車に乗りたくなった


回復するとは 不思議なことだ
この体をもらったことに 深い感謝が湧いてくる



来年も番組が続くかどうかは分からないし
自分が乗鞍や沖縄を走るかどうかは未知数だ
しかし 今シーズンを通して試してきた色々を
つぶさに考察しておくことは 大事な気がした





【パワートレーニング】

去年の12月から 秘密のコーチの特訓を受けてきた
今年めざして来たのは パワーの上限を上げることではなく
横方向 長時間への耐性だ


やって来たのは 大嫌いな10分走
それも全力ではなく SST(全力の9割ほど)だった
自分の場合は 10分260W
これを週に10本ぐらいやり続けてきた
得意な1分〜2分はほとんどやらなかった


沖縄当日のFTPは285W(体重の5.1倍)
2019年が281Wなので ほとんど変わらない
だが レースでは予想以上に高強度の長時間に耐えられた


明らかに長距離耐性が上がっていた


確かに数値を上げるよりも
ロードレースを走る上で かなり有効だった





【腹筋】

1年間欠かさず 寝る前に1分の腹筋をやった
これは効果絶大だった
以前は1時間を超えると体幹に力が入らず
パワーも一気に落ちて行ったが
今年の沖縄は最終盤まで体幹をしっかり使えた


夜 ふとんに仰向けになって
自転車のフォームを1分間維持する
腹筋がキュンキュンいいます(笑)
ぜひやってみてください





【機材】

沖縄を前にして 不安になった私は
もっとエアロなフレームが欲しかった(笑)
欲しいフレームがなくて諦めたが
結果的にこれは不要だった


沖縄に参戦した機材は
ピナレロ F10ディスク&ZIPP353だったが
下りでは他の選手たちより速かった


F10のエアロ性能は 感覚的にはターマックSL7と同等で
ピナレロFやS-WORKSベンジと比べたら明らかに低いが
ZIPP353のエアロ性能がかなり良かったようだ
フレームのエアロ性能よりも ホイールの性能の方が
影響が大きいのかもしれない


ちなみに 沖縄ではいたタイヤ「アジリスト」は
雨の路面ではツルツルだった

沖縄では 何十人もコケた人を見かけたが
全員の履いているタイヤを調べてみたら 面白いのになあ…
バイクラさん どうかアンケートとって
統計を出してくれないかしら?






【コンディショニング】

今シーズンは 週に2日の休養を守った
45歳という年齢と 睡眠が少ない自分にとって
これはかなり有効だった


トレーニングのパワーをもとにした数値で管理すると
どうしても休養による数値の低下を気にしてしまうが
体の調子は間違いなく数値だけでは測れないと分かった


例えば レースが終わって灰になり
まる4日間ひたすら休養を要したが
今朝自転車に乗ってみたら パワーの数値はかなり良かった
体の調子は 数日で失われるものではなかった


レース当日にピークを合わせようとするあまり
神経質になりすぎて 直前にひいた風邪を恨んだものだが
もっとアバウトで良さそうだ





【水泳】

実は今シーズン プールに通っていた

娘をスイミングスクールに送迎する際に
30年ぶりに泳いでみたら これがかなり良かった


泳いだ距離は 1回で400m
休憩を入れて15分ぐらいで終わる
特に良かったのは クロールと背泳で肩をぐるぐる回す動き
「肩ってこんなに回るんだっけ?」と思うほど
水の中でぐるぐる回すと肩甲骨の動きが良くなって
バイクの上でも体幹をうまく使えるように感じた


ちなみにバタフライは 腰への負担が大きいので
オススメしません


気分転換にもなるし これは来シーズンも続けていきたい






さて
長くなるのでこんへんで終わるとして
来シーズンはどうしようか…


実は ある人体実験を始めようかと思っています


何をするのかは まだ言いません
薬物とかではないし
自分の体なのでご心配なく



劇的に強くなっちゃったらどうしよう(笑)