◇インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年 アメリカ 123分)
原題/Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
監督/スティーヴン・スピルバーグ 原案・物語/ジョージ・ルーカス
物語/ジェフ・ネイサンソン ガイ・ヘンドリクス・ディアス パブロ・ヘルマン ベン・バート
脚本/ デイヴィッド・コープ
製作総指揮/ジョージ・ルーカス キャスリーン・ケネディ
撮影/ヤヌス・カミンスキー 衣裳デザイン/メアリー・ゾフレス
音楽/ジョン・ウィリアムス
出演/ハリソン・フォード カレン・アレン ケイト・ブランシェット シャイア・ラブーフ
◇1957年、ネバダ州
原爆実験はなしだろ!
黒澤明を尊敬する2人が撮ったとはおもえないような設定じゃんか。
良識からすれば、ドル箱の日本で公開する以上、
「原爆をコミカルに扱えば顔を顰める人達がいる」
という配慮をするべきだったんじゃないかと。
そんなことしてるから前評判は高かったのに、さんざん叩かれて、つまんなくなったものをして、
「nuke the fridge」(核の冷蔵庫)
とか言われるようになっちゃうんだ。ただ、ずっと見続けてきたシリーズの場合、どうしても観なくちゃいけないみたいな感情に支配され、観ちゃう。これが困ったもので、ほかにもそういうシリーズはいくつかある。ま、そういうこともあってシリーズ化されるんだろうけど、それにしても、懐かしのカレン・アレンだ。
ちなみに、この作品が封切られた頃、水晶髑髏はオーパーツなんかじゃなく、ついこのあいだっていえるような時代に、大量生産されたものらしい。だからって、薄利多売された水晶髑髏の正体が見えちゃうと、なんだか、この作品がかわいそうにおもえてきちゃうから不思議だ。