◎誘惑のアフロディーテ(1995年 アメリカ 95分)
原題/Mighty Aphrodite
監督・脚本/ウディ・アレン 撮影/カルロ・ディ・パルマ
美術/サント・ロカスト 衣装デザイン/ジェフリー・カーランド
音楽監修・オリジナル演奏/ディック・ハイマン
ミュージカル・ナンバー『When You're Smiling』
出演/ウディ・アレン ヘレナ・ボナム=カーター ミラ・ソルヴィーノ クレア・ブルーム
◎劇は心の映像化?
さすが、ウディ・アレン、というべきなんだろう。
けど、本作ばかりは、さすがアカデミー助演女優ミラ・ソルヴィーノ、といいかえた方がいいかも。『ミミック』の時の彼女と見比べると弾んでるわ~。
ギリシャ悲劇をカットバックにする試みは、私的に好み。ま、このカットバックは心象風景であるのと同時に、狂言回しでもあるわけだけど、ここまで大々的にパラレルワールド化させちゃうのは、たぶん、初めての経験だ。
やっぱり、さすが、ウディ・アレンだわ。