◇世界侵略 ロサンゼルス決戦(Battle : Los Angeles)
いや、ほんと、原題どおりで、エイリアンかどうかはもはや問題ではなく、いきなり、見知らぬ異人がロサンゼルスを強襲してきたから海兵隊よ頑張ってくれっていう内容でしかない。
とはいえ、まあ、アーロン・エッカートは健闘してるし、お言葉ですがエッカート2等軍曹、生き残ったのは美人だからではありませんっていう気の利いた台詞を吐くミシェル・ロドリゲスも頑張ってた。
民間人と負傷兵を乗せたヘリがいきなり現れた敵機に撃墜されたあと、飛び込んだ建物に死体を見つけたとき、ハリウッドではお決まりの『子供には死体を見せないで。早く片付けて』というのが出てくる。現実味があるかどうかではなく、そういう決まりなのだ。これは良いことだとおもうんだな。
しかし、瓦礫中で知り合う女医ブリジット・モイナハンよりヘリで爆死した女兵士の方が可憐な悲壮感があったかなあ。