Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

京都暮らし304. アドビの色調

2010年05月06日 | Kyoto city
 連休中に今度は上賀茂神社の競馬(くらべうま)へ出かけた。平安時代から続く行事で、馬出の桜の木を出発点として、勝負の楓の木をゴールとする200mの間を二騎の馬が、スピードや作法や乗馬技術を競うというものである。五番勝負であるが、神様は三番迄みると「あとはよきにはからえ」といって帰ってしまうそうだ。
 このブログも馬ばかりの四番勝負まできているので、いささか食傷気味である。この時期馬が登場する催事が多いのだからなのだが、この先15日には、葵祭がある。あっ、これは馬ではなく牛か!。
 この日もキャノンEOSにいつもの望遠ズームをかついで出かけ、コースの正面に納まる位置で構えた。レンズを一杯に伸ばし600mm相当で、馬出の出発点あたりを見るとかなり小さく見える。
 こうなるとより長いレンズ!、となると私の手元にある1000mmのレフレックスレンズだが、勿論マニュアルだから、予めコースの任意の場所にピントを合わせ、そこを馬が通りかかったら連射をする他ない。そんな面倒をする意欲はないし三脚迄持参するのも面倒だ。
 というわけで撮影後に、トリミングすることにした。その後でPhotoshopで色調やコントラストを整えシャープネスをかけたので、もはやキャノンの色調ではなくadobeの色調である。
 キャノンのjpg元画像をみると眠たく感じられあまり発色が良くない。そこで後処理が必須になるわけだ。むしろRAWで撮影して後処理でいかようにも修正して見栄えが良くなるところにキャノン画像の特徴があるのだろう。
 だが私はリバーサルフィルム志向だから、撮影したら終わりで後処理はしないのだ。私のような人には、キャノンの撮影機材は向かないのだろう。

京都市・上賀茂神社,2010年5月5日撮影.
EOS40D,EF100-400mm,f3.5-5.6,
シャッター:1/800,絞りf5.6,焦点距離400mm,ISO400.
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京都暮らし302. 一寸撮影機材談義など

2010年05月06日 | Kyoto city
 昨日、一昨日と昼間は少し暑く感じられ、先週まで炬燵を広げていたと思ったら、今週は冷房を入れだした。暦の上では昨日から初夏である。
 1月の成人式の通し矢に引き続き、流鏑馬でも相変わらず矢を射る瞬間を捉えようと私は躍起になっていた。まあ流鏑馬は、結果としてEOS40Dの6.5コマ/秒の連射なので、その瞬間を撮影する練習をするのには、もってこいの被写体である。今日の画像も矢を射った瞬間が捉えられた。1/400秒でも矢がぶれていることがわかる。
 このような動的な被写体に対しては、AFがきびきびと合焦するキャノンは大変使いやすい。それにズームレンズを一杯に伸ばして600mm相当になっているわけだし、当然手ぶれ補正がついているのは有り難い。スポーツ関係者の多くがキャノンを使用するというのは、よく理解できる。だから私も曲のあるキャノンの色を我慢して使わざるを得ない時がある。私は、このような緑の多い被写体の場合、Photoshopで修正しAdobeの色としている。勿論トリミングもしている。
 ただこの俊足な機材で風景を撮影したいとは思わないので、そこは発色が良く大いにノンビリしたマニュアルフォーカスのFujiS5だろう。今はそんな風に使い分けている。
 そういえば2008年1月2日のブログでも書いたが、昔の私の機材も標準レンズはキャノンで、それ以外はニコンだったという相乗りスタイルと変わらない。日本は世界一の撮影機材生産国なのだから、それ位の贅沢はありかと思っている。
 横浜に住んでいた頃は、今のキャノンシステムで波とサーファーを撮影していた事を思い出した。京都は海が日本海と遠いからから、先ず馬だな。

京都市・下鴨神社,2010年5月3日撮影.
EOS40D,EF100-400mm,f3.5-5.6,
シャッター:1/400,絞りf5.6,焦点距離390mm,ISO800.
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