Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし324. 推理小説

2010年05月30日 | Kyoto city
 最近移動中や、寝付かれないときなどの時間を持てあます時に、西村京太郎氏の推理小説を読んでいる。もう30冊以上は、読破したであろうか。
 西村京太郎氏の推理小説も、今はブームを過ぎているので、そろそろ書店の書架に置かれてあるものは、大方読みつくしそうである。実際には、多筆の作家なので、取り寄せたり、古本を捜せば、まだ数多くの作品がある。それに彼のトラベルミステリーは、箱庭のような街から少しは息抜きしたいと思っている、私の最近のテイストと合致しているのかもしれない。
 実は若い頃も、ある時期に森村誠一氏の作品のほとんどを、読破したことがある。当時はブームになりかけていたのでおそらく100冊位は読んだと記憶している。その後読破した大量の文庫本は、思わず読みたいと調子を合わせてくれたOLにまとめて全部あげてしまったという記憶がある。
 私は、特に推理小説に関心があるというわけではないが、読みやすく、謎を解く、或いは謎を解いて行くプロセスという小説の構造が、私の好奇心を刺激してくれるし、どこかストーリーテーラーとしての娯楽性のあるところが、時間つぶしには調度良いのかも知れないと思う。それに概して推理小説の作家は多筆である。だから読み出すと一気に読んでしまう私の読書スタイルに呼応している。
 もてあました時間をつぶすという場面は、結構私達の身の回りに多いし、それ自体が退屈で難儀なことなのである。そんなときに推理小説を読むと、難儀な場面も苦もなく通過していくようである。日々の暮らしのなかで結構役にたっているようだ。

京都市・京都府立植物園,2010年5月20日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/250,絞りf4.ISO800,カラーモードF2.
コメント
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