Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1103. 単焦点レンズ志向

2015年02月01日 | Photographic Equipment
 夜中に眼が醒めて再度寝られなくなったらどうしようか。そうなったらブログでも書くしかない。デスクトップに長いこと置き去りにしていた画像をネタに真夜中のブログである。それにしても1年近く前の画像か。
 画像は、オリンパスE-M5に17mm/F1.8のレンズを付けたが、なかなか格好が良いと自画自賛。このレンズはオリンパスのどのボディに付けてもよく似合うと思われる。
 これは万能の広角レンズであり、これ1本で旅に出るなんて面白いかも知れないと思っていたら、実際に尾道でのゼミ視察や、福井の学会などにでかけた時には、E-M5にこのレンズ1本しか持参していなかった。つまりあまり撮影することを期待していない時に持参するといった場合にこのレンズをチョイスする機会が多いようだ。
 オリンパスの12-40mm/F2.8のズームレンズならば、私が頻繁に使用している単焦点レンズの焦点距離が全て含まれる上に、1本で済む上に性能もよさげだ。
 だがこれに食指が働かないのは、どれか一つのレンズをチョイスする面白さと、撮れない被写体を切り捨てて被写体を絞り込むというプロセスがないからだと思われる。なんでも撮れるということは、結局何も撮れないことと同義だと思う。
 別の言い方をすると人間の被写体を眺めている眼は、ズームレンズのようにコロコロと画角を変えられるほど器用ではない。一端この画角の範囲と定めたら、数日間ぐらいその視界の経験が維持されるのではなかろうか。眼の画角を変えたいときは、忘れるという操作が必要となる。つまり経験の初期化。
 そんなところが、単焦点レンズ志向にさせているのかもしれない。そろそろ眠くなってきた。また寝ますか・・とここまでは夜中に書いた。今朝起きたら京都は弱々しく雪が舞っている。

2014年3月4日
OLYMPUS E-M1,LEICA.DG.TELE ELMARIT45mm/F2.8
ISO3200,露出補正-0.3,f/2.8,1/50
コメント
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