Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編106. 巨大システム

2015年02月15日 | Nagoya city
 足助町では、今「中馬のおひなさん」という催事が行われている。131軒の各民家や公共施設が、古い物から新しい物まで多彩なお雛飾りを展示している。中には土人形と呼ばれる古い飾りもある。
 こういうときは、数年前まで多用していた調査用撮影システムが復活する。被写体が小さいのでFuji FinepixS5とツァイスのMACRO PLANARだな。今では重たい機材だから足を踏ん張り、腕に力をいれと、大変疲れる撮影である。
 難儀なのはピント合わせであり、S5のファィンダーはAPS-Cサイズ用だから、マクロプラナーのようなシビアなピントが必要なレンズは、半分ぐらい外してくれる。もちろん液晶画面でもピントは確認できる。それにはまずボタンを長押しすると液晶画面表示の選択画面になり、選択するとバシャッとミラーがあがり、30秒間だけ液晶画面でピントが合わせられるという時代かがった代物。それは三脚を使うときの方法だ。もともとスタジオ用機材だから仕方がないが。手持ち撮影だとファィンダー画像と液晶画像ではカメラの構え方が違うので、ピントがずれること必須。だから小さなアナログファィンダーで丹念にピントを合わせる他ない。まあAFニッコールを使えば簡単なんだけど、やはりここはツァイスを使いたい。
 だがこのレンズは、発色とかシャープさには申し分ない。だから比較的ファィンダーがよいニコンDfのボディがいるかと思うわけだが。それにしても今では、 オリンパス・システムになれてしまったので、 これは巨大なシステムに感じる。
 これで巨大だと感じると、ニコンやEOSの一眼レフシステムは中判機材かそれ以上に感じられてしまい、私にはほとんど使えない。あの巨大さで何撮るんだろうかという思いの方が強い。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正-0.3,F/4.0,1/60
コメント
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