Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1111. 私の車窓撮影術

2015年02月12日 | Shinkansen commuting
 今日の画像は、今週の本気寒波時のものだが、ランドスケープデザインの基本のような画面構成だ。
 それは近景の古民家があり、中景の集落があり、遠景の山があり、左手前から右奥へと流れてゆく三つの異なる要素による三段構成だ。それは古来の絵画の技法でもある。まあそれがどうしたと思うが、このブルーの色調は個人的に好みである。これをphotoshopで修正するとブルーが消え白い雪景色となり、つまらない。このあと新幹線は、米原を過ぎると乳白色の世界へ突入してゆく。大変変化のある風景が表れ朝の通勤の楽しい時間である。
 いつもすいている各駅停車の新幹線に乗り、雪が降ったときは除雪用のスプリンクラーの温水が窓に当たるので進行方向左側は避けた方がよく、いつも右側のA10あたりのシートに座る。10という車両の中程というのは、あまり人が来ないし寒さよけにもなる。
 車窓撮影は、 シャッタースピードは1/1000以上。 連写モードにして一度に3枚~9枚ぐらい撮影し、そのなかで1カット位は残してあとは消去する。撮影時間は1秒たらず、その間に列車は75m動いている。そうやって36枚撮りフィルム1本分ぐらいの画像が残り列車は名古屋に着く。
 私には、結構45mmのエルマリートが使いやすい画角だ。それにデジタルテレコンバータを多用している。フルサイズで言えば180mmである。以前はこの焦点距離のレンズもニコンではあったし高性能で使いやすい焦点距離であった。それが今は小さなボディで簡単にできるというのが便利この上ない。デジタル時代の車窓撮影術といべきか。
 それとて列車の窓が比較的綺麗でないとあきまへんのです。在来線の各駅停車の車両は、もう何年も掃除していないぐらい薄汚れていて撮影は無理なことが多く、がっかりさせられることがよくあります。さて冬の只見線とか五能線なんていずれは車窓撮影をしてみたいですね。

新幹線 京都-米原 2月9日
OLYMPUS E-M5,LEICA.DG.MACRO ELMARIT45mm/F2.8×デジタルテレコンバータ2倍
ISO200,露出補正-1/3,f/5.6,1/1000
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする