Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1151. 変わってしまった日本

2015年04月14日 | Nagoya city
 二日続けて傘が必要なぐらいの本格的な雨である。今学期から木・金と授業がかたまっているので週の前半はスケジュールが入らないのだが、この雨ではフィールドにもでられないし、データを眺めていても先に進まない。原稿の依頼でもあれば気もまぎれるが、そううまいように事は動かない。
 さてEOS1DsからPENやOM-Dに持ちかえると、こんなに可愛かったかと感心する。人間の慣れという感覚も、随分バラツキが大きいのだ。
 でっ、PENにライツ・エルマリートをつけて通勤時に少しばかりもてあそぶ。この大きさが心地よい。でっ撮影画像は、 正面のベンツなんかとてもシャープに写されており、モノクロであれば申し分ない写り方をしてくれる。これはオリンパスのレンズよりもいい、いやそれはあたりまえの事か。ただしマニュアルフォーカスなので、動くものは無理。1970年代のレンズが今も生きている。
 ならば、これを持って日泰寺あたりの雨の街へ徘徊に出ようと思ったら今日は午後から来客があり、なんとはなしに出遅れてしまった。
 さてモノクロの望遠レンズで絵になるランドスケープは何かなとWEBを探していた。イギリスのサイトを見ていたら蒸気機関車か・・・。イギリスの保存鉄道は、機関車だけではなく、周辺の駅舎などの施設もすべて保存されている。腕木式信号機も動くところが面白い。ただし動作はダミーだそうだが。それに周囲の風景が日本のように雑物がなく整然としているのもよさげだ・・・。
 話が飛躍してしまった。地図でも眺めながら、日本の海沿いの集落でも探そう。もう土門拳の影響か。だが土門が写した日本のランドスケープは、もうないといってよい。変わってしまった日本なのである。撮影機材が有り余っていて被写体がないという困った現実なのである。

名古屋市
OLYMPUS E-P5,LEITZ TELE ELMARIT90mm/F2.8
ISO1000,露出補正-0.3EV,f/4,1/2000
コメント
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