Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1157. 思い入れと思い出し

2015年04月22日 | Shinkansen commuting
♪春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど・・・♪♪
 こんな画像を見ていたら、唐突にこんなメロディーを思い出した。早春賦の一節だ。WEB辞書によれば、作詞家の吉丸一唱が長野県を訪れた際、安曇野あたりの情景をうたったものとある。穂高川河川敷に歌碑があるようだ。
 そうかこの新緑の頃、安曇野への憧憬が私の意識の中にあるんだな。この季節にはとてもよく似合う場所である。長野県は今頃が春だろうか。常念岳の雪が少し融けてまだらになっているのではなかろうか。
 ただし画像の風景は、岐阜県であり山並みの右側に御嶽山がみえる。だが小川のある風景は、どこか安曇野を想像させてくれる。
 個人的には長野県と青森県に思い入れがある。私などは、この二つに行けば満足であり、あとは特に行きたいという気分にはなれない。長野県は、若い頃に読んだ近代文学の小説のロケーションとしてとりあげた作家は数多く、そうした思い入れと思い出しが多々あるし、青森県は仕事で通った土地柄であり、あの無粋な雪の青森の街は印象ぶかい。そして郊外に行けばまさに田舎だよ。どちらも風景的な共通性があるように感じている。
 そんな風に人間には、一人一人思い入れと思い出しのある特定の土地があるのだろう。そうした土地こそが、その人にとって繰り返し訪れたいリゾートだと私は考えている。そんな感性を大切にしたいと思う。
 さて連休は、どこに出かけても人ばかりなので遠出はやめて、スポーツジムで汗を流していたいと思うのだが。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO200,露出補正±0,f/2.2.1/4000
コメント
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