Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編291. 彩度の高い色

2017年06月24日 | Kyoto city

 画像は、京都五条東の古民家群。道の両サイドにこれだけ古民家が並ぶと迫力がある。これぐらいの風景が残っていて京都だと思うが、多くは点在する風景に変わってしまった。つまり日課であるEOSをかついでいつもの散歩とマッサージに出かけた。もう空がどんよりしていて暑く夏の京都の空である。標準レンズを付けたEOSでは撮影できない風景をiPhoneがフォローするシステムは便利だ。撮影データをみるとISO20!なんてホントかなぁーと思われる。

 今日の散歩でEOSのバッテリー低減値は6%であった。海外のフィールドでは、バッテリーの持ちがよいことが前提条件であることを昨日のブログで書いた。現在の撮影機材でバッテリーの持ちがよいのはEOS1シリーズとニコンDの一桁シリーズしかない。よって選択肢は限られてくる。すでに北アルプス涸沢ですら自家発電だから、電気などわけてはくれない。一週間構えて撮影するならバッテリーの長持ちすることが必須になる。だからエベレスト登山隊のように2ヶ月ぐらい山ごもりする場合はどうしているのだろうか。1gでもへらしい登山家のためには、手回し式の小さな発電機にUSB端子があるので、これと通信と兼用できるiPhoneやiPadシステムだったりするかもしれない。そう考えると撮影機材の存在理由が薄れてくる。そんな存在理由のなくなりつつある撮影機材3システムが3つのトランクにはいっている。そう考えるといささか悲しいシステムである。

 デジタル機材は彩度の高い色が好きである。実際EOSも着物レンタルのコスプレは実に鮮やかに写し取ってくれる。だがそんな鮮やかな被写体は京都では限られており、総じて彩度の低い街なのだ。つまり地味!。そんな地味な街に暮らしていると彩度の高い街にあこがれる。それに能面のような表情の少ない日本人は撮っても面白くないし、通俗的で何かと教条主義的辛気くさがあるので撮影していてもうっとうしいのだ。それじゃ知的刺激がない。そこはやはり海外だろうと思われる。さて観光地化されておらず民族衣装が綺麗で人物を平然と撮れる国はどこだろうか。そうかインドの地方都市・・・があったか!!、あるいはアフリカか・・・。EOSは彩度の高い色が好きなんだ。

 

京都市五条東

iPhone,ISO20, 焦点距離3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/1389

コメント
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