Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日110. ターメルラーン

2017年06月23日 | Kyoto city

 今日は宅急便が来るので午前中は家にいなければならない。交渉して午前中の拘束ですんだが、最初は終日いてくれという要請だった。一体あの人達は何を考えているのだろう。いまの夫婦共稼ぎが当たり前の時代で終日いてくれとはどういう無神経なのだろう。そんなわけで朝の散歩はなし!。

 気晴らしに夕方EOSをかついで六原界隈をあるいた。なぜかEOSには標準レンズがよく似合うと個人的に思っている。EOSは何を撮ってもきちんと露出を旨く合わせてくれる上に、余計な機能がついていないので大変使いやすいフィールド機材だ。写真の教科書のように、明るいところと暗いところを測定し真ん中の値に設定するというわけでもないようだ。それに標準レンズは、考えてアングルを設定しなければならないところが個人的には性に合っている。それにバッテリーの持ちがすこぶるよい。電気はあっても家電がなければコンセントがない村など地球上には数多い。多分節約気味に写せば一週間は電気がなくても大丈夫である。そんなフィールドを想定するとバッテリーの持ちの良さは必須なのである。

 EOSを振り回しながら街を徘徊していたら、五条坂の裏に古民家の本格的な連なりを発見した。今までこれは私も知らなかった。なかなか見事だし、路地奥に廃屋もあるではないか。この廃屋は、建築の作り方からすると質素なので多分窯元の職人さん達の住まいだったのだろうか。それでも今の戸建て住宅やマンションよりははるかに上質な土壁である。土壁が崩れ木舞が露出している。こうなるともう壊すしかないのだろう。

 ところで私は昔から突然おきる体調の変化があって、まず急激にお腹が空きフラフラになる。つまり血糖値がグーーんと下がってくる状態。回復方法は甘い物を食べること。ドラえもんの好物であるどら焼きなんか最高なんだけど、あたりにそんな店はない。六原のスーパーでもみかけない。セブンイレブンでも扱っていない。ちゅうかフラフラで探す気力がない。フラフラになりながら松原通の坂を下りていった。ここは京都だ、どこかに和菓子屋があるはずだと念じつつ、そしたら宮川町の近くに和菓子屋があったではないか。どら焼きはないので普通の最中、それに水無月も・・・。うーーん旨い!。叔母半が冷たいお茶を出してくれた。そして即回復したのである。

 昼間から動いていた、蒸し暑かった、体力が消耗されている、だから急激にお腹がすいたのだろう。もちろん私は辛党だから甘い物なんか昔から食べない。和菓子なんか興味の対象外であった、これまでは・・・。

 だが最近三時に近所の和菓子屋でイチゴ大福・・・もう季節ではないか・・・どら焼きを調達する。やはりデスクワークには甘い物が必需品でなのある。おかげでどら焼きの旨いのと並の区別ぐらいはつくようになった。まあその程度なら誰でもできることだけど。

 どら焼きで思い出したのだが、某著名なプロダクトデザイナーがデザインした大学の校章をどら焼きに入れた人文社会学部の先生がいた。まあなんでどら焼きが選択されたかはわからないが、ほんまに文化系のセンスは好きになれまへんな。イコール文化系嫌いにつながるのだけど。

 文化系で思い出したけど、我々の仲間で酒飲もうというお誘いが文化系の人間のK君からあった。いくよと返事をして、さて何時にゆけばいいのか。時間を尋ねたがいっこうに返事がない。ついたら飲み会は終わって、じゃあというので我々の仲間が二次会を開いてくれた。でっ、「だめだよK君を信じちゃ、あの人そういうことまったくだめなのよ」と笑われた。K君って同志社出身なのにさ。まったくもう頭がターメルラーンなんだ(笑)。

 

京都市五条橋東

Canon EOS1Ds Mark3,EF50mm,f/1.8,ISO200,露出補正0,f/4.5,1/50

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする