目の前を歩いていたギャル、シャッターを押していた。通勤途中に和菓子屋へ立ち寄るのか。通例和菓子屋は、この時間だと和菓子を制作中だと思うが、にもかかわらず店は開いている。
余談だが、こういう体型はクロッキーにしやすい。というのも裸型が見えやすいからなのだが、別にスタイルがよいわけではなく大きな骨盤と太めの腿がいかにも少し古風な平均的日本人体型を感じさせてくれる。だから平均的日本人体型の女をモデル用に無理して脱がせると悲惨。ああっ、みなきゃよかったと後悔する。あっっ!、いいです!、というわけにはいかんでしょう。脱がせてから後悔するともう遅い。女は全部が全部格好がよいわけではなく、半分ぐらいは日本人体系を引きずっている。実を言えば人体って実はあまり格好がよくないのですね。
さて毎週水曜日はクロッキー教室。書くごとに下手になってゆくのは、やはり人体の骨格や筋肉を忘れているからだろう。特に骨盤、つまり腰がかけない。勉強のために人体骨格のモデルでも部屋に置いておこうかと思ったが、ちとグロテスクすぎてインテリアの置物としては難しい。
だが人体の全身はもとよりあらゆる部位まで模型で販売されている。当然adobe stockの中には人体骨格の画像データが有料で存在する。湿布薬の解説などで人体に背骨の骨格などをオーバーレイさせるでしょう。それに人物のイラストを描くのには、人体の骨格や筋肉がわかっていないと描けない。だから最近の人物描写は結構リアルだ。クロッキーは2次元だからクロッキーのポーズに合わせて動かせる3DCGソフトが欲しいね。もちろん動物だけではなく恐竜だってある。ティラノザウルスなんかどうやって復元したのだろうか。
そんな面倒なことをするなら、モーションピクチャーを使えばよいではないかということになる。だがそれは人体の外形情報だ。大学にもおいてあるのだが、人間の動作をトレースできるけどどこか空気枕のようであり、骨ががはいっているガシッとしたリアリティは少し難しいなと思っていた。動作が似ているだけではあかんのですよ。やはり骨が入っているというがっしりした人体が人間をより人間らしくみせるわけです。最近の3DCGは、そこまで要求されると思うな。というのも人間の眼は、見えないところまで無意識のうちに見てそして感じているのだろう。
京都市大黒町通
OLYMPUS E-PL1,LEITZ ELMARIT28mm,F2.8,ISO200,f/11,1/160