Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング760. 小説:小樽の翠672.小春の日記から・・・

2023年07月10日 | field work

 ツカモッチャン家の子供達は7人。それにみんな伴侶や恋人がいるから14人。されにパパとママと玲香姉ちゃんと一太郎君のジュニアが加わるから総勢18人。パパの号令でみんなやってくる。というのも家族で久しぶりに銭函海岸へ行こうというパパの提案であった。一太郎兄ちゃんがレンタカーを借りてきた。小春が白いケープを羽織って美ボディを振り回している。ママが料理をつくりみんなで銭函の海水浴場を目指した。
・・・
小春の日記から・・・
「やったー!海に着いたよー!」、小春は興奮しながら家族と一緒に海岸に到着。海の広がりに目を輝かせ、波の音が心地よく耳に響く。
家族は、どこから見ても大家族という感じ。父親のツカモッチャン先生は、笑顔で私たちを見守っています。母親のカオルさんは弁当箱を開けて、みんなに食べ物を配っています。兄弟姉妹たちは、泳いでいたり、砂の城を作ったりして楽しんでいます。
私は、砂の上に座って、海を眺めている。波が打ち寄せる音が聞こえるだけで、心が落ち着く気がします。そんな中、翼が私の横に座って、「どうしたの?小春、泳がないの?」と尋ねてきました。
「あ、いや、まだ大丈夫だよ。ちょっとここで休憩してるだけ」と答えると、翼は笑って泳ぎに戻っていきました。
私はぼんやりと海を見ていると、いろんなことを考えます。兄弟姉妹は皆、自分のやりたいことをしている。私には、それでも家族の中で自分の居場所がある、そんな我が家だ。
そんなことを考えていたら、一太郎兄ちゃんが私の前に立って、「綺麗な貝殻を拾ってきたよ。これ、小春にあげるって」と、小さな貝殻を渡してくれました。私は感謝の気持ちでいっぱい。
私は貝殻を手に取りました。そして家族は私を含めてみんなを大切に思ってくれているんだと改めて思った。
海辺での時間はあっという間に過ぎてしまった。でも、この思い出は私の心に残る。私たち一家の海岸での一日。こんな幸せな時間がずっと続くといいな、と思いながら、私は家族と一緒に帰路につきました。
・・・
小春「しかし、こんな日記つまんない。やっぱ私のキャラには合わない。夏休みの日記付けは1日でお終いにしよう。」
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夏真っ盛りの小樽の風景である。
コメント
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