Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ617. 荒神口というところ。

2023年07月29日 | field work

 あら!、一級建築士事務所登録が抹消されたか。かって国会でも取り上げられた構造設計問題で建築士事務所の登録も半永久から5年毎に更新するという面倒な手続きが必要になった。つまり更新忘れ。
 ならば書類集めの手始めに、荒神口の法務局に行って法人履歴事項全部証明書を入手しなければ。昔なら1時間待ちかなと覚悟を決めていった事務手続きも、手続きカードがあれば端末で操作し、窓口で手数料を支払う頃には書類が出来ている。その間の滞在時間1分だ。実に簡単になった。世の中の事務手続きは万事1分以内で終わらせて欲しいね。
 あとは家にある書類10種類ほどをコピーし、登録手数料15,300円の為替をつくり京都府建築士会へ郵送すれば建築士事務所登録は完了する。因みに事務所登録を継続しても更新手続きと登録料は変わりません。つまり登録しないと建築事務所としての活動ができないだけです。
 荒神口というぐらいだから荒神様、つまり台所の火よけの神様である。京都御所の東に護浄院というお寺があり地名の由来となっている。口というのは昔の街道の都への入り口、あるいは行政区画概念であり京都の地名にも反映されている。
鞍馬口、大原口、粟田口、伏見口、竹田口、鳥羽口、丹波口、荒神口・・・。
 法務省の窓口が荒神口というところが個人的に興味深い。昔ここにシャンクレールというジャズ喫茶があって、市電で延々と乗ってたどり着いた事があり、旅人にとっては随分と遠いと感じさせられた僻地だった。その荒神口にある小さな郵便局。

京都市・荒神口
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