Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング759. 小説:小樽の翠671. ヘイ!・ペイビー作戦

2023年07月09日 | field work

 いつもの小樽の定点ポイントから夏の海のスケッチを描く。そして下から聞こえてくる賑やかな歓声が聞こえる頃スケッチも完成するので絵具をしまう。地獄坂を下りてゆくと中学校の下校時間だ。小春が親指を立ててやってきた。そういうときは話題があるんだ。
小春「前にオジさんに話した友達の話を覚えている?」
「うん、以前聞いたあの話?。茂君に始めて射精をしてあげた夏樹さん?」
小春「それそれ!、ついに男にしたんだ」
「ほう!」
小春「私に、二人になれるところないって?、いうから、あの山の近くのお堂をおしえてあげたの。それでお堂で男にしたという話。でもねぇーそれが簡単にはゆかなかったんだって・・・」
「ふうーーん・・・」
小春「初めてお堂に誘って、茂君がモジモジしているんじゃん。それで『ママが沢山勉強して医者になるのよ!。だから女の子に眼をむけちゃいけませんよ』っていわれてたんだって。だから茂君は超奥手なの。それで夏樹が茂君を刺激するように黒いインナーを着ていったんだって。それでブラの前の紐をゆっくりと外していったの。でっこれが女の子の体よ!。見たことある?』っていったら、茂君は『ママの細い裸なら見た』というのよ。もう私は細くないじゃん。『それって女の子に失礼じゃん。さあ、しよ!!』といって茂君を誘ったんだって」
「それでめでたし、めでたし?」
小春「じゃないの。彼女は茂君のパンツを脱がせて『ここにおちんちんをいれるのよ』といって茂君のペニスを立たせて、入り口に付けたら、もうトドッと射精してお終い」
「なんだ、的まで届かなかったか・・・」
小春「彼女は一ヶ月婦人体温計で基礎体温を測って排卵日に茂君をさそったわけ!。だって夏樹は小学校の時に初体験をしているから茂君をリードできるじゃん。それで『よしヘイ!・ベイビーゲット作戦だっていうわけ。それで不発だったのよ!!!。もう排卵日まで調べたのに、それって女の子に対して超失礼じゃん。それで翌日も茂君を誘ってお堂ね。また不発なのよ・・・
「ベイビーゲット作戦も失敗か・・・」
小春「うまくできたのは、それから一週間後」
「おおっ、的に当たったわけか・・・」
小春「そうよ、それに茂君が早漏だから、もうペニスの根元を握りながらいれたんだって『まだよまだよ、まだ出しちゃダメよ!』といって。茂君が青い顔して額に汗かいているの。それでようやく茂君のペニスが奥まではいって、そしたら目が虚ろになっているの。でっ夏樹が膣を閉めたら茂君が『あああーーーー、出る出る!、こんなところにだしていいの?』ていっていうから、夏樹は笑ってた。それで子宮の入り口に命中したわけ。でも排卵日の一週間後だから、夏樹のベイビーゲット作戦は失敗だったよん
「命中しなかったけど、それで、二人は仲良くなった!?・・・・」
小春「うん、まあ時々お堂でやってるみたい。親が医者を目指せってうるさいんだってさ・・・」
「医者なら、それぐらいの人間への関心はあって当然だよな」
小春「でしょ。お勉強だけじゃ、知識だけの医者になっちゃうじゃん。茂君ちはパパもママも医者なんだって・・・」
「人間を知り尽くしているわけだ・・・」
・・・
そういうば、アチキも小学校の山への遠足の時、妙に大人ぽい同級生の女子が登山道でへばっているアチキの手を引いてくれたんだ。ああーっ惜しいチャンスを逃した。そのまま女の子と仲良くなっていれば・・・・。
そんなことを今思いだしても遅いか・・・・。
・・・
夏の小樽である。
コメント
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