8月、京都の"盂蘭盆会"は、天上界の精霊達を人間の世界に招いき、一緒に集い、そして再び天上界へ帰る一連の行事を言う。私は、そんなお盆の行事を映像で追いかけた。
六道珍皇寺
このお寺は、寺の説明によれば、六道と呼ぶこの世と冥界の境界に建てられている。そして官司小野篁は、境内の井戸を通って、現世とあの世を繋ぐ役割があった。だから、ここでは精霊達をこの世に招く一連の行事が行われる。
最初に鐘をつき、お坊さん達に天上界の精霊達の戒名を書いてもらう。これは招待状だ。そして蝋燭をもとし、戒名を線香であぶり、水で供養し、槇の葉で清める。これが精霊達をこの世に招待する一連の儀式である。
このお寺は、寺の説明によれば、六道と呼ぶこの世と冥界の境界に建てられている。そして官司小野篁は、境内の井戸を通って、現世とあの世を繋ぐ役割があった。だから、ここでは精霊達をこの世に招く一連の行事が行われる。
最初に鐘をつき、お坊さん達に天上界の精霊達の戒名を書いてもらう。これは招待状だ。そして蝋燭をもとし、戒名を線香であぶり、水で供養し、槇の葉で清める。これが精霊達をこの世に招待する一連の儀式である。
大谷本廟
大谷本廟では、天上界から帰ってくる精霊達の目印となるように、全ての墓に灯りを灯す。そして精霊達が一斉にこの世に帰ってくる。
引接寺(千本閻魔堂)
この頃、京都市内の各所で六斎念仏の行事が行われる。"六斎念仏"はユネスコの無形文化遺産に登録されている。
引接寺でも、テンポの早い華やかなで、娯楽色の強い芸能が行われている。例えば祇園囃子を取り入れた「すずめ踊り」や、独特の容姿でリズミカルに跳ね躍る「獅子舞」、西陣織の衣装が艶やかな「蜘蛛の精」では、獅子が立ち回る姿は、千本六斎風といわれている。それは精霊達をこの世に招いて一緒に行う大きな宴会だと解釈することもできる。
大谷本廟では、天上界から帰ってくる精霊達の目印となるように、全ての墓に灯りを灯す。そして精霊達が一斉にこの世に帰ってくる。
引接寺(千本閻魔堂)
この頃、京都市内の各所で六斎念仏の行事が行われる。"六斎念仏"はユネスコの無形文化遺産に登録されている。
引接寺でも、テンポの早い華やかなで、娯楽色の強い芸能が行われている。例えば祇園囃子を取り入れた「すずめ踊り」や、独特の容姿でリズミカルに跳ね躍る「獅子舞」、西陣織の衣装が艶やかな「蜘蛛の精」では、獅子が立ち回る姿は、千本六斎風といわれている。それは精霊達をこの世に招いて一緒に行う大きな宴会だと解釈することもできる。
銅駝高校跡地の盆踊り、そして大文字の送り火。
お盆の頃は、市内の各所で盆踊りが行われる。ここ銅駝美術高校の跡地でも盆踊りが行われる。私達は、この世に招いた精霊達と一緒に歌い、踊る。そんなふうに私は理解している。
そして宴もたけなわの頃、如意ヶ嶽に大文字の送り火が灯される。精霊達が天上界へ帰る。私達は精霊達を見送る。また来年もいらっしゃいと言って・・・。
このように京都のお盆の行事は一連の物語として捉えられる。それが京都の盂蘭盆会である。
お盆の頃は、市内の各所で盆踊りが行われる。ここ銅駝美術高校の跡地でも盆踊りが行われる。私達は、この世に招いた精霊達と一緒に歌い、踊る。そんなふうに私は理解している。
そして宴もたけなわの頃、如意ヶ嶽に大文字の送り火が灯される。精霊達が天上界へ帰る。私達は精霊達を見送る。また来年もいらっしゃいと言って・・・。
このように京都のお盆の行事は一連の物語として捉えられる。それが京都の盂蘭盆会である。
盆踊りと大文字の送り火という組み合わせがの場の空気に浸っていたら、機材のISO設定を変えるのを忘れてしまった。だから画像の荒れが目立ってしまった。それほどにこの場所から見た送り火は新鮮であった。
Fieldwork945.京都盂蘭盆会
Equipment: SONY FX30, E4/PZ18-105 G OSS, E4/PZ10-20G