Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork947.京都野分の頃

2024年10月15日 | field work

 8月下旬、大型の台風10号が日本に近づいた。台風の進路には京都がある。次第に台風の進路は、九州に上陸し四国から東海地方へ抜け熱低低気圧に変わっていった。その間京都は、日本各地に被害を与えた台風10号の雲の隙間にあった。だから暑い日々が続いた。
 台風が来るならば映像で記録しようと考えた。豪雨の中でどうやって撮影するかも機材の保護シートを探しながら日々の散歩コースにでかけた。結果は、京都は常に台風の雲の間に位置し南からの風が吹き込み蒸し暑い日々だったし、首都圏や東海地方で新幹線が止まる程の風雨が、信じがたい話しに聞こえた。
 少しは変化がある京都の街を撮りたかったのだが、散歩コースはインバウンドが多く、こちらもいつもの風景だった。気にはなるが、俺たちには関係ないとする空気が漂う感じだった。そんな幸運のおかげで台風通過の京都の風景を撮りそびれた。
 機材は、Zeissのレンズ1本だけ。このレンズはモニターで見ると大変綺麗な発色をする。それに私の機材では82.5mmの焦点距離となり、あのポートレートレンズと同じ視野になる。
 かってニコンのAF85mmのレンズを使用していた。それは大人の焦点距離といってもよく使い慣れるとこのレンズ1本で十分と思わせるモノがある。しかしニコンのレンズは発色が根暗で暗かった。だからしばらく使って売却した。
 今はツァィスの発色だから申し分ない。それが映像でどこまで再現出来るかは不明。多分log撮影してLatでもかけるのだろう。それに絞り開放で撮影する人物の写り方は大変小気味よい。しばらく使っていたい魅力的な焦点距離である。

Fieldwork94.Kyoto, Around the Time of the Storm
機材:α6600,Zeiss Sonnar FE1.8/55ZA
コメント
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