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オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床で2年前に撮影後リリースした35cmの巨大オショロコマを再度釣った

2012-10-14 08:51:10 | 大型魚
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2008年3月30日   一日中晴れ。 午後気温が低下し寒い。





今日は知床方面は好天のようなので朝9時に北見を出発し、久しぶりに知床方面のオショロコマを撮影にでかけた。今年は雪解けが早くオホーツク平野部ではもう道路状況は最高で夏と同じように走れる。快調に走って斜里を抜けたまではよかったが、峠にさしかかると状況はそう甘くはなかった。途中の峠は夜来の吹雪の後で道路には雪が積もって亜高山帯の木々は樹氷で真っ白、雪道でハンドルをとられやすい。








慎重にゆっくり走って峠を越えた。下界に降りるにつれて雪は消え、また走りやすい道路になった。知床半島に入り海岸線に沿って走ると岸辺には流氷が残り、沖合にはまだびっしりと水平線に流氷の白い帯がある。


漁船はまだ陸上に引き上げられて越冬に入ったままだ。





各渓流には思っていたより相当に雪があり、川面が凍っている川も多い。やや渇水気味でオショロコマ釣りのできそうな水域には到達不能の川ばかり。この時期、オショロコマを見ることのできる川は限られる。雪をこいで目的の渓流に到達し、2年前(2006年11月18日)に32cmのオショロコマを釣り上げ撮影後リリースした場所に入った(オショロコマの森 知床編 179頁参照)。もしかするとこれが生き残っているのではないかと思っていたのだ。しばらくは魚信がなかったが、突然大きなオショロコマがかかった。猛烈な引きで抜き上げることが出来ない。仕方なく、またえんえんと雪をこいで車にもどりランデングネットを持ってやっと釣り場にもどったら息が切れて倒れそうになってしまった。幸い針かかりがよく、魚は、はずれずに竿を引き絞っている。慎重にすくいあげてみると、案の定2年前に撮影後リリースした大型オショロコマ♀と同一の個体であった。




測定すると尾叉長35cm。つまり2年前と較べ殆ど変化無く、体長が3cm 大きくなっているに過ぎない。この渓流ではオショロコマはこのサイズが限界のようだ。体は一回り太くなった印象を受ける。オショロコマの寿命は5-6年とされており、そうするとこの個体はもう相当のお婆ちゃんオショロコマと言うことが出来る。よくぞ生き残っていてくれた。撮影後、また同じ場所にリリースした。おそらくもう再会することはないであろうと思う。日高山脈の渓流や知床半島ウトロ側渓流では40cm を越える巨大オショロコマを釣った経験があるが 渓流で50cm 級のオショロコマは今だ見たことがない。知床半島羅臼側渓流ではこの個体が最大級と思う。一般的に北海道の渓流のオショロコマは成魚でも尾叉長15~20cmが主体で30cmを越える個体が釣れることは極めて稀であるといえる。北海道の渓流ではオショロコマが大型化して有利なことは何一つない。一方、然別湖のオショロコマ(ミヤベイワナ)は60cm級に大型化することがある。













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