オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

大雪山の山麓Y川の激流に棲む灰色オショロコマ

2012-10-23 19:17:46 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-5 雨のち曇りのち晴れ
 台風が去って激しかった雨は止んだ。以前、オショロコマ調査に入って敗退したことのある大雪山山麓の石狩川水系源流域の支流Y川に再度チャレンジした。前回はまだオショロコマ釣りの経験が浅く、おまけに大増水と激流でまったく釣りにならなかった渓流だ。ここには一体どんなタイプのオショロコマが棲んでいるのだろう。まず、調査しやすい枝川をさぐっていったが、そこは幼魚が少しいる程度で釣り人の入った痕跡が目立った。やはり簡単に入渓できてヒグマの気配も無いところにはオショロコマは少ない。そこで最初はちょっと気後れしていたが、思い切って本流へ降りてみた。ごうごうと流れる水音でお互いの声が聞こえない。ものすごい激流だ。すぐ上流域は雪渓で、そこからの大量の雪解け水のせいか水はやや灰色に混濁して細かな砂礫が混ざる。この激流にオショロコマたちはちょっとした岸辺に近い岩陰などにしがみつくようにして棲んでいた。大型個体は少なく成魚で尾叉長15-25cmほどの大きさであった。ここのオショロコマは灰色を帯びて比較的明るい灰緑青色調だ。赤点紋理は淡いオレンジで細かい。これらの特徴は♀に特に顕著で♂はやや黄色みを帯びるものがいる。♀の腹は白い個体が多い。一般に腹、ヒレは淡い黄色ないし薄いオレンジで着色は強くない。個体数は多いというほどではないがオショロコマはほどほどにいてまあまあ釣れた。30匹ほどを釣って水中で撮影し、すべて丁寧にリリースした。このY川は正真正銘の荒れ川で浮き石が多く大岩大石ごろごろでとても歩きにくく釣りにくい川だ。また急流で水が絶えず揺れ、細かな砂礫まじりの水のためピントが合いにくく撮影は困難をきわめた。これらのオショロコマの灰色調の基本色調はこの渓流の水の色、川底の色調を如実に反映しているものと思われた。

































































このY川は正真正銘の荒れ川で浮き石が多く大岩大石ごろごろでとても歩きにくく釣りにくい川だ。また急流で水が絶えず揺れ、細かな砂礫まじりの水のためピントが合いにくく撮影は困難をきわめた。これらのオショロコマの灰色調の基本色調はこの渓流の水の色、川底の色調を如実に反映しているものと思われた。




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