オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

釧路川水系源流域の未調査渓流にオショロコマ

2012-10-17 21:01:46 | 渓流魚、蝶、自然
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釧路川水系源流域の未調査渓流にオショロコマ調査に入った。林道はこの時期になるともう雪道である。最初の立派なたまりでオショロコマ1♂を釣って生息確認。となりの渓流とよく似たオショロコマだ。しかしこんな立派なたまりにオショロコマがたった1匹しかいないのはちょっとおかしい。と思っていたら、突然ものすごい引き。細い渓流竿ではちょっと上げにくいパワフルな引きでなかなか大変だ。ランデングネットを使って確保したのは42cm の立派な野生化ニジマス♂であった。こんなところでは、お目にかかりたくない相手である。こんな源流域にまで外来種筆頭のニジマスが侵入しているとは、ほとほと溜息が出てしまう。おまけにニジマス幼魚までいて、ここのニジマスは明らかに自然繁殖しているようだ。ニジマスに入り込まれたらそのまま放置すれば将来的にオショロコマに勝ち目はない。さらに上流に進むと渓相のよい50m程のせまい範囲でのみ同様のオショロコマが釣れた。幼魚から成魚まで程良いバランスで生息している。16匹ほど釣って撮影しリリースした。冬のせいか食いが浅く、アタリが弱く、針を飲み込む個体はほとんどいなかった。♀はおおかた産卵後で、腹ぺちゃ個体が多かった。夏にもう一度調査したい場所だ。となりの川より多少魚影は濃いかも知れないが繁栄しているとは言い難い。かろうじて生き残っている感じだ。今日は、とにかく寒い日で川岸には氷が張っている。釣ったオショロコマは水からあげると、みるみる体表面がピキピキ凍ってしまうほどで、私たちも芯まで体が冷え切った。表面に氷の膜が張ったオショロコマも水に放すと元気に泳いでゆく。オショロコマは出来るだけ水から上げないで、水中で手早く撮影して全部丁寧にリリースした。この渓流のオショロコマは、もはや釣っても持ち帰るべきではないと思う。






















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コメント
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