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2006-10-29 晴れ
秋の終わり。知床半島羅臼側の海岸線をどこまでも歩いてゆくと突き当たりに目的のHK川の河口があった。川幅 2~5mの小さな岩盤の川で川底はぬるぬるして、ひどく滑りやすく遡行はかなり注意しなければ危険だ。何度も激しく滑って転倒しそうになり肝を冷やした。だらだらした岩盤川には、たまりは無くせいぜい深いところでも膝ほどしかない。魚はまったく走らない。魚がおらず何度も、もう引き上げようかと思いながらも気を取り直し慎重に400mほど川を遡行すると、やっと小型オショロコマが釣れだした。やがて立派なたまりが出現、ぬるぬる岩盤川は終わり川底はオショロコマ生息には理想的な小石、砂礫状になってきた。はたして、そこには良型オショロコマが沢山いた。エサ切り後の釣り堀みたいによく釣れた。良型がとても多いが尺を越える個体は31cm♂と34cm♀のオショロコマにしては超巨大といえるものがいた。概して地味な色調・斑紋の個体群で肉眼的外観は一定のパターンに収束する傾向がない。鮮明美麗な斑紋や、あっと驚くような外見の個体はいない。ここでは渓流の宝石といった、はでやかなオショロコマは見られない。きっと降海・遡上型オショロコマを介して海からの遺伝子補給があるのではないかと思う。いまだ遺伝子の多様性が十分保たれている理想的な個体群と思われた。約30匹ほどを撮影し全て丁寧にリリースした。もうあたりが暗くなってきてこれ以上の釣りは危険だ。またツルツル岩盤川を慎重に下り無事河口までもどった。
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2006-10-29 晴れ
秋の終わり。知床半島羅臼側の海岸線をどこまでも歩いてゆくと突き当たりに目的のHK川の河口があった。川幅 2~5mの小さな岩盤の川で川底はぬるぬるして、ひどく滑りやすく遡行はかなり注意しなければ危険だ。何度も激しく滑って転倒しそうになり肝を冷やした。だらだらした岩盤川には、たまりは無くせいぜい深いところでも膝ほどしかない。魚はまったく走らない。魚がおらず何度も、もう引き上げようかと思いながらも気を取り直し慎重に400mほど川を遡行すると、やっと小型オショロコマが釣れだした。やがて立派なたまりが出現、ぬるぬる岩盤川は終わり川底はオショロコマ生息には理想的な小石、砂礫状になってきた。はたして、そこには良型オショロコマが沢山いた。エサ切り後の釣り堀みたいによく釣れた。良型がとても多いが尺を越える個体は31cm♂と34cm♀のオショロコマにしては超巨大といえるものがいた。概して地味な色調・斑紋の個体群で肉眼的外観は一定のパターンに収束する傾向がない。鮮明美麗な斑紋や、あっと驚くような外見の個体はいない。ここでは渓流の宝石といった、はでやかなオショロコマは見られない。きっと降海・遡上型オショロコマを介して海からの遺伝子補給があるのではないかと思う。いまだ遺伝子の多様性が十分保たれている理想的な個体群と思われた。約30匹ほどを撮影し全て丁寧にリリースした。もうあたりが暗くなってきてこれ以上の釣りは危険だ。またツルツル岩盤川を慎重に下り無事河口までもどった。
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