
2005-8-13 晴れ 暑い
毎年大量のニジマスを渚滑川に放流し、平成7年から9年 (1995年 から1997年)にかけて全国に先駆けてニジマスのキャッチアンドリリース区間を設定し、ニジマス釣りで全国的に有名になった滝上町(たきのうえちょう)へ出かけた。
目的は放流ニジマスではなく渚滑川支流サクルー川の虎虎オショロコマ(パーマークが縦長で虎縞模様となる)の撮影である。
滝上の町を通り越し、まっすぐにそのサクルー川支流の原子川に入った。
すでに陽が傾きはじめ、沢には陽が入らなくなってきた。熊さんもそろそろ活動を開始する。
この水系はきわめて自然度が高く、渓流はうっそうとした正にオショロコマの森の中を流れる。
ひたすら林道を走り、最初の橋から川に降りた。
苔むした岩、岸辺ののびやかな植物たち、絵に描いたような美しい渓流だ。
サクルー川支流の原子川は源流域までどこにもオショロコマが生息していて個体数は驚くほど多い。
ここのオショロコマは腹が黄色でパーマークは特徴のある柵状の虎虎模様になり、赤点紋理はオレンジの小さな点状紋が主体である。
虫食い紋は細かい。
幼魚から成魚までほどよいバランスで見られる。
いくらでも釣れるが30匹ほどを撮影し、すべて丁寧に川にもどした。
陽が沈み、深い森はあっという間に暗くなってしまった。鹿の飛び出しに注意しながら林道をもどった。
宿泊予定であった滝上町のホテル渓谷は満室で、末広観光ホテルに宿泊。アメリカ人の夫、日本人妻とその母の3人で切り盛りしている。
お盆や老人のクラス会で満室状態。窓の外は渓谷でごうごうと滝の音がうるさい。暑い。寝苦しい。















ここのオショロコマは腹が黄色でパーマークは特徴のある柵状の虎虎模様になり、赤点紋理はオレンジの小さな点状紋が主体である。虫食い紋は細かい。幼魚から成魚までほどよいバランスで見られる。30匹ほど撮影し、すべて丁寧に川にもどした。

