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オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

巨大ヤマベの棲む渓流の秘密

2012-10-27 10:09:14 | ヤマベ釣り
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20XX-10-25  晴れ
私の家からそう遠くないところに、必ず大型ヤマベが釣れる小渓流がある。常呂川下流域に注ぐ本当に小さな渓流だ。常呂川本流へ合流するところは急斜面を流れ落ちる細流でしばしば夏場の渇水期には川が途中で地面に吸い込まれるように消えてしまい水無し川になる。上流域はチョロチョロ川だが一部分だけ水量があって多少のたまりを作る短い水域がある。そこへは林道から50mほど笹をこいでやっと到達する。こんなところにヤマベ釣りにくる人は普通いない。毎年、そこへ行くと大型ヤマベ、しばしば尺を越えるヤマベが釣れる。大型ヤマベのアタリは、いつもコツコツとかすかなもので、そっと合わせると突然グーンと強烈な引きになる。この日は尺近い大物ヤマベは1匹だけ釣れた。この他は2-3年魚とおぼしきヤマベが5-6匹走ったが、こちらの姿を見られたせいか釣れなかった。このオオヤマベは、いつもどおり撮影後丁寧にリリースした。ところで何故ここでこんな良型ヤマベが釣れるのかいつも疑問に思っていた。常呂川本流からは大雨のときなどの増水があれば、なんとかサクラマスは遡上出来る可能性があるかもかも知れない。しかし実際に川を見る限りそれはちょっと無理そうな気がする。この小渓流の渓相は貧弱きわまりないもので、大雨の時は一気に増水し、川岸の木の根が洗われて露出する荒れ川だ。こんな川に大ヤマベがいるとは、どう考えても理由がわからない。長年不思議に思ってきた。 ある年、偶然にその謎が解けた。毎年秘密裏に、特に釣り人には知られぬように、ひそかにこの渓流にサクラマス発眼卵の埋没放流を続けていた人がいたのだった。ほとんどのヤマベは5-6月にギンケとなって海へ下るが、一部河川残留型となったものがヤマベとして私の釣りのターゲットになっていたのだ。私は偶然ここにヤマベがいることを知り、ひそかに秘密のポイントとして一人で楽しんできたのであった。なんだ、放流ものヤマベだったのか。そのことがわかって私は急にこの渓流にゆく意欲が失せてしまった。その後、私はほとんどそこを訪れることはなくなった。


















こんな川に大ヤマベがいるとは、どう考えても理由がわからない。長年不思議に思ってきた。 ある年、偶然にその謎が解けた。毎年秘密裏に、特に釣り人には知られぬように、ひそかにこの渓流にサクラマス発眼卵の埋没放流を続けていた人がいたのだった。ほとんどのヤマベは5-6月にギンケとなって海へ下るが、一部河川残留型となったものがヤマベとして私の釣りのターゲットになっていたのだ。私は偶然ここにヤマベがいることを知り、ひそかに秘密のポイントとして一人で楽しんできたのであった。なんだ、放流ものヤマベだったのか。そのことがわかって私は急にこの渓流にゆく意欲が失せてしまった。その後、私はほとんどそこを訪れることはなくなった。



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