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20XX-6-4 曇り のち雨
朝8時30分出発。再び、カワマスの棲む湿原の渓流を訪れた。朝から曇。気温8度C。ときおり小雨。ぶるぶるっとくる寒さ。2週間前とくらべかなり草が伸び、木々の葉も繁っている。はやクレッソンとバイカモがすごい勢いで繁茂している。2時間、入念に釣りながら川を遡行したが、思いがけず全く魚信なく一匹も釣れない。拍子抜けしてしまった。一体どうしたことだろう。とうとう諦めて川を下ることにした。
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帰りはまったく様相が変わった。川を下りながらの釣りでは次々と魚が釣れ始めた。普通のオショロコマ12匹とカワマス×オショロコマの雑交F1( 以下雑交 F1と略 )成魚5匹、雑交 F1幼魚2匹、ニジマス2匹が釣れた。意外と流れが速いので下流からの釣り上がりではエサが魚の前に停滞する時間が短く、食いつく間もなく流れ去り、そのため釣れなかったのだろう。また夕刻になってから釣れはじめたので、食いが立つ時間帯の問題かも知れない。薄暗くなった夕方5時30分に川をあがった。入念にさぐりながら釣ったのだがきっと相当釣り残しもあるのだろう。とはいっても決して魚影の濃い川ではない。屈曲蛇行しバイカモがきれいな本当に美しい流れだが実は相当に釣りづらい川である。
この渓流の純系オショロコマたち
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カワマス×オショロコマ 雑交F1 個体
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この川にはヤマベ、アメマスはおらず在来種はオショロコマのみだ。オショロコマとカワマスとの雑交 F1がみられるのは約100m ほどの短い水域でその上流、下流は普通の、一見純系と思われるオショロコマばかりであった。雑交 F1は倒木の陰にできた深いたまりになどに好んで潜む。すごい勢いで吹っ飛んできて一気にエサに食いつく。このうち一匹は釣り落としたが、同じ魚がすぐにまた食いついてきた。このように雑交 F1は他の渓流魚に比し獰猛で釣りやすい魚のようで、いれば容易に釣れてしまう感じだ。雑交 F1成魚は、いかにもどう猛な顔つきだ。頭が大きく、口は耳まで裂けているといった風で、カワマスの形質がめだち、おそろしい形相の個体もいる。雑交 F1老魚とおぼしき個体も釣れたが老魚となると、もはや美しい魚とは言えない。今日は純粋なカワマスは一匹も確認できなかった。雑交 F1を7個体確認した。この水系を見る限りではカワマスが在来のトラウトと雑交を繰り返し、F1は生殖能力が劣るため結局はカワマスも在来種も絶えて、そこが死の川になるという恐怖の図式はないようだ。しかし、今後とも調査を続けて行きたいと思う。
遡行のときは同じ場所にエサを流していたのだがカワマスF1の魚信はなく、前述のごとく何故か釣り下るときに釣れた。どうも、この川は釣り下るのが良いのかも知れない。夏場は草木が川面を覆って茂り、さらに振り込みにくく釣りにくい渓流になる。
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雨のなか、帰路についた。今日は何故か動物の道路飛び出しが多い日だ。鹿が多く峠の下りで何と4回も鹿とぶつかりそうになった。最後はキタキツネが車の前に飛び出しあやうく轢きそうになった。
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