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ある年の12月の上旬にF氏と朝7時に斜里川水系PM川の調査に出発。天候は晴れ~曇、気温3℃。この川は斜里川の小さな支流の一つだが主に畑作地帯や牧草地の中を流れ、かってはいざ知らず、今現在はオショロコマは生息しないのではないかとの推測で調査が先送りになっていた渓流だ。しかしよく調べると上流域の一部で、この渓流はまだ多少の自然が残る森の中を流れている水域がある。オショロコマの森が残っていれば、まだ多少のオショロコマは生息しているかも知れない。
確かに、短い水域だがこの渓流は上流域で、まあまあの小さな森の中を流れていた。さっそく川に入って入念にさぐってみたが小型のアメマスがいた。アメマスは意外と多いようだ。小型のヤマベもまあまあいる。水温3.5℃。上流域の状態が良くないせいか、川底に細かな堆積が多く、とにかく濁りやすい川だ。そのため、水中で魚が少し暴れると水がひどく濁ってしまい撮影しにくいことこの上ない。さらに入念に釣り下っていったがやはりオショロコマがいない。自然度の高い水域は意外と短く、向こうに牧草地が見えて来た頃、F 氏の歓声が聞こえた。やっと最初のオショロコマが釣れたのだ。
結局PM川では、本日 オショロコマ4匹 アメマス12匹 ヤマベ16匹 を釣って撮影。オショロコマは釣れた数が少なく、個体群の特徴はちょっとつかめない。夏に渓流や魚たちの状態が良い時期を狙って再度調査にくることになった。今日はこの渓流のオショロコマが確認できたことで十分に満足できた。今日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの渓流にもどした。
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