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2007年3月31日 曇 のち晴れ 寒い
朝9時に北見市を出発。道東のN川水系のカワマスとアメマスの関係を観察に出かけた。順調に走って10時20分に目的の水域に着いた。今年のカワマスは個体数はやや多いが大型個体は少なかった。今回釣れた最大のカワマス♀は尾叉長 28cmであった。今日、カワマスは若魚から成魚が合計40匹釣れた。ヤマベは4匹。同一場所で釣れたアメマスは15匹でカワマスとの雑交個体は肉眼的には1匹もいなかった。空知川水系の支流のカワマス生息水域ではアメマスとの雑交個体が確認されている。N川水系でもオショロコマとのF1が主体の水域が多い中、この場所に限っては、これまでのところ肉眼的に明らかなF1 は確認されていない。すなわちこの水域に限って移植後80年にわたり交雑することなく純血を堅持している貴重な個体群である。ここでは、アメマス、オショロコマ、ニジマス、ヤマベと混生する。
以下に純血を守っているN川水系の2007年度のカワマスの画像をお示しします。緑色~黄緑食~黄色の基本色調。体側には青で縁取られた赤点紋、オレンジ紋(少数)、黄色紋が鮮やかにちりばめられている。背部は顕著な虫食い紋理を呈する。♀腹部は白色調で、♂腹部は赤く、腹ヒレ、胸ヒレは赤く、ヒレの前縁は純白でその後ろにさらに黒色の縁取りが続く。尾ビレも赤くなる。最も特徴的なのは背ビレで、黄色味を帯びてくっきりした黒色の線状ないし網目状の模様がある。このような背ビレを有するトラウトはカワマス以外にない。全体像をみると、他のトラウトと較べるとやや頭が大きく口がかなり大きいのも特徴だ。 これまで、オショロコマとカワマスとの雑交F1などを呈示してきましたが、ここで純血を守ってきたN川水系のカワマスの特徴をまず最初に認識していただければ幸いです。
この山塊に神秘の湖として有名な摩周湖がある。摩周湖とカワマスとは深い関係がある。摩周湖の水は伏流水となって湧きだし、そこがN川水系の稀少なカワマス生息場所になっている。いくつかの理由でカワマスの生息できる水域は意外と狭い。
このカワマスは釣り上げた時の手違いで心ならずもエラを損傷し、リリースしても生存の可能性がなく、持ち帰って食べた。身はピンク色で焼いて食べたが極めて美味であった。
これまで北海道の渓流魚を多数食べてきた。渓流魚で最もおいしいのは20cm前後の野生化ニジマス、次はカワマス、次いでヤマベ、ブラウン、アメマスと続き最もまずいのはオショロコマである。オショロコマは釣ってもリリースするのが賢明です。オショロコマよりもさらにまずいのは北海道のイトウです。唯一モンゴルのイトウの薫製は美味であった。
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2007年3月31日 曇 のち晴れ 寒い
朝9時に北見市を出発。道東のN川水系のカワマスとアメマスの関係を観察に出かけた。順調に走って10時20分に目的の水域に着いた。今年のカワマスは個体数はやや多いが大型個体は少なかった。今回釣れた最大のカワマス♀は尾叉長 28cmであった。今日、カワマスは若魚から成魚が合計40匹釣れた。ヤマベは4匹。同一場所で釣れたアメマスは15匹でカワマスとの雑交個体は肉眼的には1匹もいなかった。空知川水系の支流のカワマス生息水域ではアメマスとの雑交個体が確認されている。N川水系でもオショロコマとのF1が主体の水域が多い中、この場所に限っては、これまでのところ肉眼的に明らかなF1 は確認されていない。すなわちこの水域に限って移植後80年にわたり交雑することなく純血を堅持している貴重な個体群である。ここでは、アメマス、オショロコマ、ニジマス、ヤマベと混生する。
以下に純血を守っているN川水系の2007年度のカワマスの画像をお示しします。緑色~黄緑食~黄色の基本色調。体側には青で縁取られた赤点紋、オレンジ紋(少数)、黄色紋が鮮やかにちりばめられている。背部は顕著な虫食い紋理を呈する。♀腹部は白色調で、♂腹部は赤く、腹ヒレ、胸ヒレは赤く、ヒレの前縁は純白でその後ろにさらに黒色の縁取りが続く。尾ビレも赤くなる。最も特徴的なのは背ビレで、黄色味を帯びてくっきりした黒色の線状ないし網目状の模様がある。このような背ビレを有するトラウトはカワマス以外にない。全体像をみると、他のトラウトと較べるとやや頭が大きく口がかなり大きいのも特徴だ。 これまで、オショロコマとカワマスとの雑交F1などを呈示してきましたが、ここで純血を守ってきたN川水系のカワマスの特徴をまず最初に認識していただければ幸いです。
この山塊に神秘の湖として有名な摩周湖がある。摩周湖とカワマスとは深い関係がある。摩周湖の水は伏流水となって湧きだし、そこがN川水系の稀少なカワマス生息場所になっている。いくつかの理由でカワマスの生息できる水域は意外と狭い。
このカワマスは釣り上げた時の手違いで心ならずもエラを損傷し、リリースしても生存の可能性がなく、持ち帰って食べた。身はピンク色で焼いて食べたが極めて美味であった。
これまで北海道の渓流魚を多数食べてきた。渓流魚で最もおいしいのは20cm前後の野生化ニジマス、次はカワマス、次いでヤマベ、ブラウン、アメマスと続き最もまずいのはオショロコマである。オショロコマは釣ってもリリースするのが賢明です。オショロコマよりもさらにまずいのは北海道のイトウです。唯一モンゴルのイトウの薫製は美味であった。
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