

20XX-7-10 火 小雨 低温注意報 ~12℃ 寒い
初夏、斜里川水系源流域のオショロコマ

斜里川上流域はかってはヤマベが豊富で釣り人も多かった。ダム群が造られてからはヤマベは一気に激減、ヤマベ狙いの釣り人は目に見えて少なくなった。
オショロコマはヤマベ釣りの際、相当数が混獲されるので、ヤマベ釣り師が減ったことはオショロコマにとっては救いであった。
しかし、稀ではあるが、持ち帰り型のオショロコマ狙いの釣り師もいないわけではない。
この日、ヤマベも多い斜里川水系のとある支流のあと、もはやオショロコマしかいない源流域へとはいった。

ここは正にヒグマの巣窟である。釣り人の痕跡をみることは従来ほとんどなかったが、一部の水域では明らかに釣り人が入った跡があった。
そこではオショロコマはとても少なく、しかも魚がひどくすれていた。
釣り人が容易に入れるところでは魚が釣りきられてしまう傾向があり、オショロコマが相当釣り圧に弱いことが実感される。
今日は、かなりの源流域まで入ってみたが林道がどんどん川から離れてゆき、川も小渓流になってゆくので深入りは禁物だ。
釣り人の気配が消えると、源流域のよどみやたまりで小型オショロコマがほどよく釣れたが、前述の斜里川上流域のダム群のためかってあれほどいたヤマベは全くいなくなっている。







































期待していた錦鯉オショロコマは今日は釣れなかったが、ややそれに近い個体が釣れた。
このほかどぎつい色調斑紋のオショロコマや、やや明るい虎模様の個体も混ざった。
このように場所によっては遺伝的に血が濃くなっていることが感じられる。


錦鯉オショロコマの前兆か、ヒレに黒化傾向が目立つ個体。



今日はこれで斜里川源流調査終了。撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
小雨で体が冷え切って車の暖房を最強にいれても体がぶるぶる震えてくる。
小清水峠を越え、養老牛温泉へ向かい、インターネット予約しておい養老牛温泉のホテルに午後6時30分に着いた。

