

20XX-6-28 晴れ のち曇ってとても寒い
不気味な岩盤川に棲む美麗オショロコマ その弐
河口近くのたまりでは13匹、上流域の良たまりでは30匹ほどのオショロコマを釣って撮影した。


































赤点紋理がきれいでヒレの赤みがつよく、美しい個体が多い。狭い水域に密集して生息している傾向がある。
そのためかエラなどにとても細かな線虫の寄生が見られる。
オショロコマたちは水中ですばやく撮影してもとの場所に丁寧にリリースした。
この不気味な渓流に釣り人が入ることはまずなさそうで、そのためかオショロコマの個体数や生息状況は、この5-6年の期間でみると大きな変化はなく推移している。気になることは幼魚・稚魚がほとんどみられなかったことで、この点健全な個体群とは言いがたい。
流呈の短い浅い岩盤川でオショロコマが棲める場所はごく狭い数カ所しかない。
この渓流の全オショロコマ個体数は100匹以下と推定している。つまり、持ち帰り型の釣り師が入った場合、絶滅の可能性が高くなるきわめて危うい個体群と言える。

終わり。

