goo blog サービス終了のお知らせ 

オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

湧別川水系の支流に生き残った黒いオショロコマ

2012-10-07 00:12:10 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-9-24  晴れ
この日は湧別川水系のいくつもの支流でオショロコマの調査・撮影をおこなった。最後に、北見への帰り道で右折し、とある支流の源流域に向かった。この水域にはほんの限られたところだが奇跡的に黒いオショロコマが残存棲息しているポイントがある。湧別川水系の他の水域ではここのような黒いオショロコマは見られない。フキの葉写真なので、フラッシュの光量が強く、やや明るく見えるが実際には正に黒いオショロコマである。
この日もこの渓流独特の黒い良型オショロコマがの棲息を確認できた。25匹ほどを釣り、水中で手早く撮影して丁寧にリリースした。もう遅くなってから林道に入ったせいか沢筋の渓流はみるみる暗くなり、撮影が困難になってきたので帰路につく。




































にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群泳するギンピカアメマスとドリーバーデン

2012-10-06 10:58:04 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

秋も押し迫った20XX年11月21日。昨日の標津川源流域でのヒグマの恐怖はいまださめやらず、急遽作戦を変更し今日は道東の湿原の渓流にギンピカアメマスとドリーバーデンの撮影に向かうことにした。この時期、おそらく産卵をひかえてだろうか、おびただしい数のギンピカアメマスが集結する渓流がある。たまりに群泳するアメマスは壮観で、おもわずこれって釣り堀じゃーないの?  と叫んでしまったほどだ。しかし、このアメマスの群れに釣り糸を垂れても一切釣れない。まったくエサには興味を示さず、釣り糸を見るとすーっと逃げてゆく始末。大きなアメマスほど敏感に逃げてゆく。そこではサケ、カラフトマスが産卵後すでに死んで腐ったものが多数見られ、あたり一帯は鼻が曲がりそうな臭いがたちこめていた。これから産卵行動といったサケ、マスたちもいて、まずこれらが私たちの姿をみてあわてふためきダイナミックに走る。それにつられてアメマスたちがパニック状態になり右往左往けたたましい状況になって走り回り、全く釣りどころではない。





一方、まだ群れに入っていないアメマスはよどみに1-2匹ずつ潜んでいて、実によく釣れる。良型ギンピカアメマスは美しい。この渓流は、いつもは小型のアメマスばかりだがこの時期は何故か良型のギンピカアメマスが多くなる。20-40cm のギンピカアメマス56匹を釣って撮影した。
























オショロコマは少なかったがなんとか30cm前後の大型♂♀3匹が釣れた。♂は銀ぴかで降海型と思われた。♀は見事に大きくて腹部が平坦化して産卵後かと思われた。もう一匹中型のオショロコマはやはり銀色がかって緑っぽい個体であった。これから降海型になって海へ下るのであろうか。オショロコマというよりドリーバーデンと呼ぶほうがふさわしいような立派なオショロコマたちであった。






おいしそうなクレッソンの群落が多い渓流です。







この渓流は9月下旬にサケ、カラフトマスの遡上がピークに達し、これを食べるヒグマが出没する。食い散らされたカラフトマスやおびただしいヒグマの糞がみられ、この時期入渓する場合はとりわけ細心の注意を要する。

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

今日も撮影させていただいたアメマスとオショロコマはすべて丁寧にリリースした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過酷な雪の湿原の渓流の釣り

2012-10-05 23:20:17 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

20XX-4-1. エイプリルフールの日にかねてより気になっていた冬の道東の湿原の川のオショロコマ調査にでかけた。オショロコマは主に山岳渓流、山地帯の渓流が主たるすみかだが、高山帯の湖沼の個体群、および湿地の渓流に生息する個体群もいる。湿地帯の渓流は一般的にヤマベ、アメマスが主役でオショロコマの勢力は弱い。今日、入渓する川は夏場はアメマス、ヤマベが主体であるがオショロコマも生息する。夏場は草木の葉がうっそうと茂り、とても入ってゆくのは困難なこの川の下流域へ固雪を歩いて到達し、いかほどの釣りができるか試してみることになった。峠はまだ雪が多く吹雪で視界最悪であった。峠を越えると天候はやや改善。途中何本も川があるがすべて雪で川面が見えない。

 本流の下流域に到達するためにまず支流に入りこれを1時間ほど下って本流に出た。支流は屈曲蛇行するよい流れだが濁りやすく、なぜか魚がまったくいない。いつもは入って行けない湿原も雪が厚く積もって広大な雪原になっている。雪原はこの時期固雪ではあるがしばしばずっぽりと埋まって難儀した。雪の上を散々ぬかりながら歩き、消耗して疲れ切ってついに本流にでた。

















はやる気持ちを抑えて釣り糸を垂れたが予想に反して魚は極めて少なかった。1時間ほど遡行して川からあがった。この時期、この湿原の渓流はまったく魚の釣れない川になっていた。夏場は活性の高い魚に満ちあふれている川なのにまったく信じられないような状況だ。上流域は冬の渇水で水が少なく川そのものが干上がったようなひどい状況になっていた。確かに木々の葉が落ち草も枯れ果てて、たいそう見晴らしがよいので魚がいればあっというまにシマフクロウ、カワセミ、カワガラスなど鳥たちの餌食になってしまう。魚たちは きっと本流ないしそうとう下流域の深場で越冬しているのだろうということになった。もしかすると大型アメマスやオショロコマたちは海へ下っているのかも知れない。今日、良型アメマスの他は、目的のオショロコマは幼魚1匹 アメマス幼魚1匹 ヤマベ1-2年魚4匹をかろうじて釣って撮影したが、さみしい釣り果であった。魚は撮影後すべてリリースした。 帰りは再び吹雪のを越えて疲れ切って帰宅した。








にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒ヤマベと遡上サクラマス♀のドラマ

2012-10-04 21:20:54 | ヤマベ釣り
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX年9月17日(月)曇り~小雨
ちょっと遅くなったが、午後3時に自宅の近くの常呂川支流の源流域に妻と二人で恒例のクロヤマベの撮影に出かけた。この渓流にはアメマスもオショロコマもニジマスもいない。ヤマベだけの川だ。1昨日の大雨で常呂川水系は大増水し、そのときサクラマスが相当数遡上したはずである。この渓流に遡上する正真正銘のネィティブのサクラマスは従来♀ばかりで♂の役割は全面的に河川残留型サクラマス(ヤマベ)が担っている。大雨から一日過ぎて、川の水は落ち着きを取り戻しているが、あちこちに岸辺をえぐられた跡や川岸を越えて広範に水が走った痕跡が生々しい。車を止めてからうっそうとした森の中の林道を15分ほど歩いて釣り場へ向かう。雨雲が低く垂れ込めているせいか、もう日陰になるところは暗くて夜みたいだ。今にも熊が出てきそうで気持ちが悪い。実際、ここには確実にヒグマがいついているのだ。熊さんよけの鈴だけでは不安なので、加えてホィッスルを鳴らしながら歩く。





 源流域のなだらかな瀬では30cmほどのサクラマス♀が体をくねらせてホリを造っていた。そのまわりをめまぐるしく黒ヤマベたちが走りまわる。真っ黒に変身したヤマベたちはエサを流してもそれにはあまり興味を示さず、産卵行動に参加することにご執心でなかなか釣れない。そのうちサクラマスが私たちに気づいて深みの方に逃げ込んでしまう。今日はクロンボウヤマベをやっと5匹ほど釣って手早く撮影し、丁寧にリリースした。まだ産卵行動に参加しないシンコヤマベたちは瀬に出ていたが数はあまり多くなかった。今日は一時間ほどで撮影を切り上げたが、この間、遡上サクラマスは4♀♀を確認した。もう十年来この川のヤマベを見てきたが、サクラマスやヤマベの数は毎年こんなもので、今年もこの渓流のサクラマスの状況には大きな変化が無いようだ。ガラス細工のような危うげなこの生態系が奇跡的に残っているのは、いくつかの理由でこの川には釣り人が入ることがないからだと思う。いつまでもサクラマスが戻ってきてくれる川であるよう祈りながら、いつのまにか真っ暗になった林道を歩いて引き返した。













もうクマさんが出る時間だよ。早く帰りましょう。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大型美麗な尺オショロコマを撮影

2012-10-03 19:47:14 | 大型魚
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-3-17  
この日はずいぶん長距離を走った。朝9時に北見市の自宅を出発。美幌峠をぬけ弟子屈から虹別に入り西別川水系のいくつかのなじみの支流を回ったが川岸まで雪があり、中途半端な固雪でずぶーっとぬかる。そのたびにかなり体力を消耗するため釣りにならない。西別川水系はあきらめて中標津から川北へ抜け武佐川支流を見て回ったがまだ川面が雪で覆われている。そこで、さらに一走りして知床半島羅臼側の主な渓流を見て回ったがこちらは冬場の渇水で水量激減していた。また小河川は全部、雪のため川面が出ていなかった。今日は、まったく釣りにならない。そこで思い切って峠を越えて斜里川水系に向かった。斜里川水系平野部の渓流の一部はいくつかの理由でしっかり川面が開いている。それらの渓流のひとつに入った。大した釣りは期待できないと思っていたのだが、運良く大型オショロコマを2匹撮影できた。34cm の尺オショロコマ♀と25cmの♂が釣れ、いずれも冬場とは思えないような、とても立派で美しい個体であった。2匹とも手早く水中で撮影させてもらい、丁寧にリリースした。小雪が降って天候悪化のきざし。早めに釣りを切り上げて北見へ向かった。
Salvelinus malma in nature in Hokkaido, Japan. Oshorokomanomori blog 5













にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマベ300匹の天ぷらパーティ

2012-10-02 19:56:29 | ヤマベ釣り
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2012-9-17  晴れ  暑い
朝から生い茂った庭の雑草とり。2時間やって。ついに全部きれいにした。疲れ果て疲労困憊。
午後5時30分。総勢9名の天ぷらパーティのためF氏宅へ。彼の家に着くと、家の外まで天ぷらを揚げる臭いがぷーんとただよってくる。 腹だし、血合いとり、エラとりなど先日釣ったヤマベ300匹をさばくのに3-4時間。追加の野菜天ぷらも含めて揚げるのに1時間以上。まあ大変な作業である。本当にごくろうさまです。

私たちはスーパーで巻き寿司など買って持参、天ぷらが揚がる間、F氏の飼い猫を追ったりして遊ぶ。ヤマベの天ぷらは揚げたてでおいしく、特に小ぶりのシンコヤマベはとろけるようなおいしさで、皆さん、けっこうのりのり、大騒ぎのヤマベ天ぷらパーティになった。 揚げた天ぷらの1/4ほどは我々で食べて腹一杯。残りは近所の人たちにあげる予定。7時30分 帰宅。

PS この天ぷらパーティのあと、食べ過ぎのせいかF氏はおなかをこわし H2-blocker のお世話になる羽目になった。ヤマベのたたりでしょうか。















にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知床半島の小型美麗な赤ヒレオショロコマ

2012-10-01 20:50:14 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

20XX-9-23 (木) 曇り
知床半島ウトロ側海岸に出てウトロに向かってしばらく海岸線を走り、とても小さな渓流ORN川に入った。この渓流は川に沿った林道はなく、上流で林道が川を横切る一箇所しか入渓ポイントがない。いつもの橋の上下を釣ったが何故か今日は魚が少なかった。また川の水が砂の混入で笹濁りで川の石にも魚体にもすぐ砂の堆積がおこるので川での魚の撮影が困難、やむなくフキの葉写真となった。ここは従来、成魚でも15cm と小型で赤点紋理は細かく赤く、成魚では腹部やヒレが真紅に赤くなる特徴がある。幼魚のヒレは透明で赤くはない。21匹を釣って撮影し、すべて丁寧にリリースした。















幼魚のヒレは赤くなく透明である。








にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする