共産党に一言

昨日、ポストに「新聞赤旗」の宣伝紙が2部入っていた。志位委員長の大会に向けての、2つの方針が大きく載っていた。1つは綱領にもとづいた決定を党員が学んで生の言葉で大衆に語ってほしいということ。いま1つは、大会に向けて党勢拡大を支部の政策と計画で進めてほしい だった。私の感想の結論を言うと、共産党は唯物的科学的社会主義という「観念」に取り込まれている観念論的な政党だということだ。方針や政策の決定。その学習、その評価も現実が優先されなければ意味がないはずだ。そのことに気がついていない。人為が意味を持つのは現実に対した時だけではないだろうか。革新政党や労働組合が長期低落傾向をたどっているのは、悪く言えばお金や権力もないのに観念的な遊びをやっているからだろうと思う。そんな余裕はないはずだ。世の中、上から下まで右から左まで押しなべて、リアリティがどんどん希薄になっている。人間の内部も外界も自然(法)から乖離するばかりだ。天罰がこんなに下っているというのに。退廃的な文化的な流れと相俟っているせいか反省の言葉はめったに聞けない。
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