テロとの戦い

アメリカを中心としたテロとの戦いの御旗。日本は官から民への御旗。学校は基礎学力の御旗。家庭は「あなたのため」の御旗。御旗のはためく下に、地雷が埋まり、自爆テロが頻発し、自殺と病気が蔓延し、子供は学校へ行けなくなり、障害児にされる。
2~3年前、心に傷を負った子が、学校へ行けなくなり、他人を怖がり口も心も閉ざした子との2年間のたっぷりした付き合いで、その子を通して私に見えた外界の心象風景けである。その風景の中では、日本にも自爆(自殺)や自爆テロ(他人を巻き込んだ自棄行為)
も他人事ではないし、何かの拍子で爆発する地雷は日本各地に無数に埋められている。その数は増える一方で処理どころの話ではないようだ。
正義の御旗と、旗の下の風景がちぐはぐだ。正義の御旗はみな、人が人に向けた言葉だ。しかも強い者から弱い者へ。今、旗の下の人々が求めているのは住み着く大地と仲間と時間ではないか。勿論、お金をせがんでいる姿ではない。今求められているのは一言で言うと、人と人が対峙するのではなく、人がみんなで人の内外の自然に向き合い、内外の自然と協調し、しっかり付き合うことではないだろうか。

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