政策化

    地球環境の異変、10億からなる飢餓難民、 中東紛争、 軒並みの財政赤字国家、原発事故、消費税率引き上げ

 いずれも、過去の国際、国内政治が実施した政策の誤りを意味してる。

 各界・各層の要求・要請を全体的な視野の中で調整し正しく政策化出来なかった。

 日本の場合、輸出産業中心の政治が進められているが、結果は貿易赤字に陥った。これは産業政策の誤りの結果だった。

 政府や政党・政治家が調整し政策化する能力がないのだから、国民・各界・各層は要求や要請だけでは済まされない。 

 それぞれが相争う関係の中で己の立場に拘り、全体の中に位置づけ政策化するのは難しく他人任せにし、政策化は 空白になっていたのかもしれない。

 例

   ( 消費税税率引き上げ )の政策は社会保障の財源を得る目的ではあっても、(経済成長)の政策にはマイナスに働く。

     他の経済政策とは矛盾する。

 経済が行き詰まり、膨大な借金を抱えた国の経済政策は国民からお金を集めたり、よそからお金を借りたりお金を印刷することではない。 人々の経済生活に必要なものを如何に生産するかが、原則だろう。

 帳簿上のつじつま合わせをいかにも社会保障対策の政策であるかのように進めているが、これでは社会保障も財政にも役立たず、日本経済の失速を速めるだけで。ここに、経済政策は無いのだから当然の結果と言える。

 同様にTPPも、一部の人たちの要請を受け、全体的な産業に位置づけないまま、経済政策であるかのように動き始めているが、これは経済政策とは言えない。  

調整されて初めて政策になるのであって調整力が試されている。

   

 

  

    

 

 

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