危機管理の崩れ

国の安全保障といえば【外敵】から命や財産を守る軍事力の整備を意味するが、既に地上の安全を脅かしているのは自然災害や人災の区別も難しくなっている【災害】へと逆転しているように思えてならない。

 時代と共に危機の内容が変化しない筈はないのだが、その認識を持てないとするなら、人間活動のベースにな経済活動の在り方が問われる。

 世界は企業の論理で目先の利益追求を競い争っている。

 歴史的に軍事力の整備や戦争は(戦争経済)と言われるほど利潤追求の経済活動の対象の柱としてきた。

 今なお、その歴史的基盤の上にあって、危機の変化に対応できないでいるように見える。

 絶対的・固定的な危機は無く、相対的に存在し常に変化している。

 危機は事実認識だから、過去数十年のデーターで明らかになるはずで、結果はどうあれ、その検証が話題にならないことが、当然のようでもあり不思議でもある。

 (危機管理)そのものの認識はどうなっているのだろうか。

 一般的に個人も社会も経済に突っ走ると、リスク管理や危機管理は おろそかになる。

 今は、そんな時代のようだ。

 

 

 

 

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