規制緩和と構造改革

経済再建の3本目の矢の要点は「規制緩和と構造改革」だと、政府もマスメコミも口を揃えて言う。規制緩和と構造改革は手段と目的の関係だろう。

行き詰まった経済再建に概念的な「構造改革」は否定のしようも無いが、これまも何十年とこの御旗を掲げて行きづまりを深めている現実を考えると、改革を発想する基準が問われているのだと思う。公共投資や金融緩和はもとより今回戦略会議で提起された内容は市場を失望させただけでなく、構造改革の本質からも離れたものではなかったか?

無限な資源を仮想し前提にした現在の経済や産業構造を現実である有限な資源を前提にした構造に作り変える事が基本的な基準ではないかと考えている。

その意味では今言われてる構造改革は反対の方向に向かっているから、暫くは行きづまりはさらに深まるだろうと思われる。

 

 

 

 

 

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