![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ce/666d1e0a9c667854736205f64422adca.jpg)
日本でも大流行したフィフティーズルックの代表的な髪型にポニーテールがある。七夕伝説の織姫もポニーテールだったが、当時流行ったのは「麗しのサブリナ」のオードリー・ヘプバーンや「ウエストサイド物語」のナタリー・ウッドに憧れたのだろう。短時間かつ簡単にセットできるまとめ髪だが、顔の輪郭やうなじが露わになり、えり首の髪の生え際や衿足から顎へかけてのしなやかなラインはほんのりと色気を漂わせる。
色気のある視線が妖しい「ミス・ポニー・テール」は日系2世のパット・スズキのアルバムだ。58年初演のミュージカル「Flower Drum Song」のリンダ・ロウ役に抜擢されたことで有名になった歌手だが、日系でなければもっとメジャーになったであろう人である。大手のRCAから4枚のアルバムをリリースしていて、この作品はアンリ・レネのオーケストラをバックに「Anything Goes」、「The Lady Is A Tramp」、「My Heart Belongs To Daddy」等、ミュージカルのスタンダード中心の選曲で艶のある伸びやかな声が聴ける。とりわけ低音部は日本人独特のこぶしが回りニヤリとさせられるが、演歌をよりどころにした日本人の血は争えないようだ。
ジェローム・カーン作曲、オスカー・ハマースタインⅡ作詞の「ザ・ソング・イズ・ユー」がトップに収められいるが、オーケストラに溶け込むような歌いだしと、緩急自在のリズムに乗る歌唱は、ビング・クロスビーに認められただけの実力がある。「さあ、音楽が始まる。歌こそは君だ。君は優しい愛の旋律」、という内容のラブソングで、作者カーンは自作曲で最も気に入っていると語ったようにその旋律は聴く度に味わいを増す。何度も録音したシナトラをはじめ、ヴォーカル、インストとも多くのミュージシャンが取り上げた曲は、愛する人を歌に譬えるとき誰でもが詩人になるときめきを持つ。
ポニーテールはあごと耳を結んだラインの延長線上で結ぶのが一番綺麗に見えるといわれており、これをゴールデンポイントと呼ぶそうだ。日々生まれては消えゆく多くの歌のなかで、自分を重ねたくなる歌詞と、一度聴いたら忘れられない琴線を揺さぶるメロディーは数少ない。歌曲の延長線上で感動を結ぶものがあれば、それは自分自身のゴールデンポイントであろう。
色気のある視線が妖しい「ミス・ポニー・テール」は日系2世のパット・スズキのアルバムだ。58年初演のミュージカル「Flower Drum Song」のリンダ・ロウ役に抜擢されたことで有名になった歌手だが、日系でなければもっとメジャーになったであろう人である。大手のRCAから4枚のアルバムをリリースしていて、この作品はアンリ・レネのオーケストラをバックに「Anything Goes」、「The Lady Is A Tramp」、「My Heart Belongs To Daddy」等、ミュージカルのスタンダード中心の選曲で艶のある伸びやかな声が聴ける。とりわけ低音部は日本人独特のこぶしが回りニヤリとさせられるが、演歌をよりどころにした日本人の血は争えないようだ。
ジェローム・カーン作曲、オスカー・ハマースタインⅡ作詞の「ザ・ソング・イズ・ユー」がトップに収められいるが、オーケストラに溶け込むような歌いだしと、緩急自在のリズムに乗る歌唱は、ビング・クロスビーに認められただけの実力がある。「さあ、音楽が始まる。歌こそは君だ。君は優しい愛の旋律」、という内容のラブソングで、作者カーンは自作曲で最も気に入っていると語ったようにその旋律は聴く度に味わいを増す。何度も録音したシナトラをはじめ、ヴォーカル、インストとも多くのミュージシャンが取り上げた曲は、愛する人を歌に譬えるとき誰でもが詩人になるときめきを持つ。
ポニーテールはあごと耳を結んだラインの延長線上で結ぶのが一番綺麗に見えるといわれており、これをゴールデンポイントと呼ぶそうだ。日々生まれては消えゆく多くの歌のなかで、自分を重ねたくなる歌詞と、一度聴いたら忘れられない琴線を揺さぶるメロディーは数少ない。歌曲の延長線上で感動を結ぶものがあれば、それは自分自身のゴールデンポイントであろう。
バラードでもアップテンポで映えるカーンの名作「ザ・ソング・イズ・ユー」です。パーカーの名演、シナトラの名唱等尽きませんが、今週はヴォーカルでお好みをお寄せください。
管理人 The Song Is You Best 3
Teri Thornton / Devil May Care (Riverside)
Rita Reys / Cool Voice Vol. 2 (Philips)
Jaye P. Morgan / Just You, Just Me (RCA)
女性歌手ばかりの選択になりましたが、シナトラが嫌いなわけではありません。(笑)
ほとんどのシンガーが取り上げておりますので、何が挙げられるのか楽しみですね。
ポニーテールの女性、大歓迎です。
今週もたくさんのコメントをお待ちしております。
お題を出しておられるんだから、憎いっ!
1)「Eyes For You / Ethel Ennis」
これはもう、ダントツです。
ボリューム感、スイング感、歌心、申し分なし。
ファルセットを駆使しながら「You!」を連発する
エンディングは、ほんとうに素敵ですね。
この人、なんで人気ないんでしょう?
非の打ち所がなさすぎる歌唱と、美貌ならざる
風貌が災いしているのでしょうか?
2)「Day By Day/ Doris Day」
エセルとはうってかわって、スローであっさりした
歌いっぷりですが、ほのかに漂う上品な色香は絶品。
バックのポール・ウェストン楽団も、いいね。
テナーは誰なんでしょう?
3)「Angel Eyes/ Irene Krall」
77年の日本でのライブ盤。
4438 さんは、生でお聴きですよね。
癌に侵されていると自ら知りながら、最後の力を
振り絞っての、ドライブ感あふれるThe Song Is You は
涙を誘います。
テリ・ソーントンもいいけど、あのアルバムは
どうもDancing In The Dark のイメージが強すぎて。
「The Song is You」は多くの歌手が歌っていて選択に困りました。たまには男性も入れようと、遊びに出かけずに(笑)、いくらか聴いてみました。
①Ethel Ennis / Eyes For You (Capitol)
②Anita O'day / at MIster Kelly's (Verve)
③Vic Damone / That Towering Feeling (Columbia)
①はエニスです、アルバム自体最高。②はスローから急速調~ミディアムと、テンポに変化をつけて歌っています。ライブの楽しさです。③Damoneは軽々とスイングして、エンディングが余韻を残しています。シナトラは別格ということで、Dmoneにしました。次点でIren Kral。彼女の3枚のアルバムに収録されていました。
いいねぇ、ビッグ・バンド! ドラムはButch Miles!
The Song is You - Wendy Kimball 1992
Walt Levinsky and the Great American Swing Band
http://www.youtube.com/watch?v=faXCkNExBDo
この映画続きが見たい!
Maria de Medeiros in "The Saddest Music in the World"
http://www.youtube.com/watch?v=ugAgP0lbCgA
男性ヴォーカルも良いですな。
Timberlane Pops with Will McMillan
http://www.youtube.com/watch?v=s3FNLygY9hI
ミュージカルのどんなシーンで歌われているのか知りたくて
Kristin Chenoweth and Douglas Sills
http://www.youtube.com/watch?v=Usn-5hr78SI
シナトラは色んなヴァージョンを歌っていますが、これが好き。
Frank Sinatra 「Come Dance With Me」1958
http://www.youtube.com/watch?v=-yWCzhhpZ2c
Keely Smith「Politely!」ゆったりとオーソドクスに歌っています。
http://www.youtube.com/watch?v=zR1DHaU8DU8
ELLA MAE MORSE 1952
http://www.youtube.com/watch?v=KrKZTGEdMAc
Millie Vernon「Over the Rainbow」1986 いいねぇ
http://www.youtube.com/watch?v=ThF-M_8eJKs
男性コーラスもいい!
4-Way Stop: The Song is You
http://www.youtube.com/watch?v=2y_nrIVovpI
トップのエセルは予想しておりましたよ。デビュー・アルバムほどのインパクトはありませんが、エンジェルアイズ等選曲も良く、私も挙げたい1枚ですが、ここは大ファンである 25-25 さんにおゆずりしました。
>美貌ならざる風貌
歌唱はエリントンも絶賛したくらい見事なものですが、「Lullabies for Losers」はともかく、「Eyes For You」にしても「Have You Forgotten?」にしてもジャケでひきます。どうにもオバさんくさいヘアースタイルは似合うと思いませんね。
そしてドリス・デイ、こちらも文句なしです。やはりハイソサエティを思わせる上品さがあります。私が挙げたモーガンもスローですが、下品とまでは言わないものの、少しばかり崩れた感じが好きです。
いいテナーですが、不明です。
アイリーン・クラールは先ごろゲットされたアルバムですね。私も買った記憶はあります。見付からず聴きなおせませんが、ラスト・コンサートだけに涙を誘います。今調べましたら未発表音源を収録した完全版が出ているようです。10曲追加ですので、こちらも見逃せませんよ。
テリ・ソーントンはバックが豪華ですし、あますことなくテリの魅力を存分に味わえます。こちらも>美貌ならざる風貌ですが、ヘアースタイルに助けられております。(笑)
ザ・ソング・イズ・ユーは、ナウズ・ザ・タイムのパーカーの印象が強烈で・・・どうしてもインストものばかりが浮かんできます。
ロリンズのコンテンポラリー・リーダーズも良いし・・・。
どうもヴォーカルはあまり得意ではないのでなかなか浮かんできません。(泣)
そうだ!シナトラの「ウィズ・トミー・ドーシー」があった。
とりあえず1枚挙げておきます。
後の2枚は果たして出るのだろうか?(笑)
ヴォーカル音痴は退散したほうがよさそうですね。(笑)
そういえば azumino さんもエセル・ファンでしたね。エセルも話題にしたい一人です。
緩急自在のアニタも忘れられません。あの立て板に水の速さで舌をかまないのが不思議です。私も真似をしましたがビールも飲めないほど舌が腫れ上がりました。勿論歌詞はデタラメです。(笑)
ヴィク・ダモンが歌っているのは知っておりますが、このアルバムは持っておりません。張りのある声で、軽々とスイングしているのでしたらやはり必聴でしょうね。
クラールはこの曲が好きだったのでしょう。サイケデリックなジャケの「Kral Space」は聴いておりますよ。あの時代は違和感がなかったジャケですが、今ではジャケでひくでしょうね。
動画のご紹介ありがとうございます。少ないとはいえ貴重なものばかりですし、初めて見るものばかりで興奮しております。
ビッグ・バンドをバックに歌う Wendy Kimball は素晴らしいですね。よくぞ探してくれました。 額のシワが妙に色っぽい。
Will McMillan はドラマチックな展開で今更ながら曲のスケールの大きさに感動しました。指揮者の檻は興奮して落ちないためですかねぇ。(笑)
シナトラはこれが決定的ですし、私も好きですよ。こうして聴いてみるとアップテンポで一気に歌うほうが面白いですね。
Millie Vernon は忘れておりましたが、画像を見てレコードから伝わる音、レコードでしか味わえない雰囲気を再認識した次第です。
映画の続きが見たいものや笑えるもの、今週はたっぷり楽しめます。Wendy Kimball は来週も、いやお気に入りに追加ですね。(笑)
やはりナウズ・ザ・タイムのパーカーの印象が強烈でしたか。インストで挙げるとすれば私もトップです。歌物ですのでインストではいかに歌心があるか問われる曲です。何れ話題にしますので、多くのバージョンが浮かぶ KAMI さんはソング・イズ・ミーでしょうね。(笑)
シナトラをはじめ多くの歌手が取り上げておりますので、是非この機会にヴォーカルのソング・イズ・ユーもお楽しみください。
テナーはフランク・ウエス
http://wendykimball.com/index.html