古布を利用した、自作のヒヨコ柄帯に思わぬ反響があり、嬉しく思っていたところに偶然、服飾史に詳しい丸山 伸彦先生(武蔵大学人文学部教授)の着物に関する文章を見つけました。(丸山先生のことは以前、編・著書の「江戸のきものと衣生活」で知りました。この本おすすめです!)
前後の内容を思いっきり省略しますが、丸山先生は「極端にいえば、きものとは文様を着るための衣服」とおっしゃっています。※文章引用は「小袖Vol63」(日本和装)より
私は、和装の魅力って「柄を楽しむ」「柄と柄の取り合わせ」にあると思っていたので、先生の説に深く納得!
今回のヒヨコ柄に反響があったのも、可愛い子ども柄を帯でまとうという、和装ならではの面白さがあったのかな~、と。特に大正時代~昭和初期ぐらいのアンティーク着物や帯の柄が大好きです。洋服の影響も受けているので、今の私たちの感覚に合うというかモダンで可愛いものが多いのです。
…というわけで、これからも着物の柄を楽しんでいきたいです!
※江戸のきものと衣生活(小学館)