しあわせセブンティーズ

小さな幸せ、たくさん見つけたい!

あわてて菊の帯

2018-12-05 15:33:46 | 着物・着こなし

12/4(火)の着付け教室にて。「人に着せる」授業で着るものに制約がなかったので、12月になってしまったけれど「今ならまだ大丈夫かな」と小菊の帯を引っ張り出し、帯をメインに組み合わせを考えました。この帯、白地で汚れやすいのと、刺しゅうの帯なので傷まないようにと、ついしまい込んで締める時期を逸してしまいがち。なので久しぶりの登場です。

↓襦袢に色半襟を付けてあったので、この帯と色半襟に合う着物を探して、格子のポリ着物に。帯締めはちょっと迷って2本用意し、着付けをしながら適当に選んだら紫の細めの帯締めになりましたが、どちらにしてもあまり変わり映えしなかったかな

 

追記   自分の過去ブログを見ていたら、2年前の10月にこの帯を締めていました。すごく久しぶりだと思っていたけれど、そうでもなかった。しかも、着物も同じ。覚えていないものですね。

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着物のほうがバリエがある

2018-12-03 09:15:54 | 着物・着こなし

12/1(土)は、渋谷経由で築地へ。着て行く洋服がないので着物で行きました。

洋服はしぶとく着続けているOS(オールドスマピ)か、もはやオールドになりつつあるM★Y(しかもほぼすべてセール品)くらいしかありません。

着物は洋服と違って10年前に買ったものでも流行遅れに見えず、特に袷の着物はお下がりを含めてそれなりに持っているので洋服よりバリエがあるのです。 

↓セミアンティーク(?)のお召に、たぶんほぼ同時代のお下がりの袋帯。このお召、久しぶりに着ました。帯留は菊。バッグは自作

↓この写真を撮っているときに着物の裄が短くて襦袢が見えていることに気づき、輪ゴムで襦袢の袖をつまんで着物の袖口からはみ出ないように。帯は写真ではわかりにくいですが、無地ではなく銀箔の華模様が織り出されています

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初めて文芸誌を買った

2018-12-02 13:02:57 | 宝塚

生まれて初めて(おおげさ)文芸誌を買いました。「小説新潮12月号」に、宝塚歌劇団演出家の上田久美子氏のインタビューが載っていたから。立ち読みで済ませるつもりが、ご贔屓ジェンヌさんの退団公演の話がほんの少しあるだけで買ってしまったという、ファンあるある…(演者についての話など、どこにもないのに)。

記事の冒頭から驚き! 氏いわく「つじつまなんてどうでもいい。ツッコミどころ満載なのに感動できるのが宝塚の面白さ」と。あら~、上田先生の作品はツッコミどころ少なめというか、つじつまが合わないのが気にならないから割と好きだったんだけど…(全作品を観劇したわけではありません。半分くらいは映像で

私も「せせこましいことを言う」今の世の中にいそうな観客なのかなぁ。例えば劇中で日本語として変な台詞(あきらかな誤用)を聞くと、カチンと気に障って、劇団の中で台本をチェックする人がいないのかっと、イライラ…。そういえば、同じく宝塚歌劇団の演出家の小池修一郎氏が「ザ・タカラヅカⅦ 星組特集」というムックで、「ややもすると演者も客席も神経質になり過ぎてスケール感が失われがちな昨今」と書いていたっけ。

もう一つ驚いたのは、上田氏は私よりずっと若いのに昭和の高度経済成長期ごろの日本人の価値観、消えつつある価値観を惜しんでいるという記述でした。だから今回、菊田一夫氏が昭和38年に書いた「霧深きエルベのほとり」を潤色するのか。過去の上演ビデオを見るたびに号泣するって、えっそうなの? 

私はそのころ物心が多少はつき始めたころだから、当時の風俗や子供ながらに感じていた大人の価値観などが懐かしく、でももう二度と戻らない、と当時の映画のDVD(「流れる」←宝塚と関係ないし、時期も微妙にずれているけれど)を観て自分でも驚くくらい号泣したことがありますが…。

ほかに、宝塚中華思想、とか、本拠地が関西地方都市だからこその魅力とか、ヅカファンでなくても「へぇ、そうなんだ」と思うだろうことなどが書いてあって、興味深く読みました。ちなみにほかのページはあまりにも文章量が多く(文芸誌だから当たり前)、中野翠さんの自伝風エッセイしか読んでいませ~ん 

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